続・図書館の選書基準が話題になっているので(文京区の場合)

さて、区立図書館の方に問い合わせしていた件ですけど、一応返事が来たのですが…。

一応「選書基準が知りたい」ってことで、区へ問い合わせしているんですけどね。どういう、回答があるのか、ちょっと楽しみにはしている。(先に、見つけちゃってるんで。)

[From 図書館の選書基準が話題になっているので(文京区の場合) - Soukaku's HENA-CHOKO Blog]

真砂中央図書館への選書基準に関する問い合わせ

結果から言えば、「内部利用のための資料なので、ネット上で公開する予定はない。閲覧については、図書館まできてもらえれば可能。」ということだそうです。
「ご意見ありがとうございました。前向きに検討してみます。」ぐらいにはなるかな、とは期待してましたけど、ちょっと甘かったようですね。

まぁ、意図したものはないとはいえ実態としてはネット上で参照可能な区が公開している資料中に含まれているわけなんで、今更公開を渋らなくてもねぇ、と個人的な思うわけですが。一度ネット上で公開したデータを消去して回るのも困難な話なのに…。

と、ボヤいてみても始まらないので、「選書の基準を平易に説明したコンテンツを用意することを検討してほしい」というメールを、再び区に送ってみました。
どう返ってくるかな?



さて、もう一つ。

3 項にある「昭和58年(1983年)6月収書保存プロジェクトチームの答申」というのが、どういうものなのか気になりますね。

[From 図書館の選書基準が話題になっているので(文京区の場合) - Soukaku's HENA-CHOKO Blog]

この答申ですけど、資料と現存しているそうなのですが、現在改装工事中の真砂中央図書館の倉庫に保管されている関係で、すぐに見ることは出来ないとのこと。(作成時期が30数年前ということもあり、手書きらしい。)
これはこれで、時期を見て情報公開請求をかけてみようかと思います。

館内でクローズしておくには勿体無い情報も…

さて、最近図書館に行った時に、ふと見た掲示物の中に、意見箱に寄せられた利用者からの質問に対して、回答を記したものが紙に印刷されて貼りだされているのに気がついたのですが…。
その中に張り紙だけで済ませてしまうには勿体無いと思うような内容になっているものが、ちらほら。

例えば

  • 「一度借りた本を、以前借りたことを忘れて借りてしまうことがあるので、貸出履歴を図書館側で保管しておくことは出来ないか」
  • 「借りた雑誌に鉛筆で書き込みがされているのを見つけたのだけど、そういうことをした人に返却のタイミングで見つけて注意することは出来ないのか」

といったものに対する回答は、丁寧で判り易い内容でして、「この質問と回答の内容は、図書館でしか見れないのは勿体無い。図書館のサイトで公開したらどうか。」と館員に伝えたぐらい。(スマホで撮影してきて公開しちゃえ、って考えたのだけど、それはやっちゃいかんよな、と思いとどまった。)
特に「一度借りた本を〜」の方の回答は、図書館の自由に関する宣言を絡めた形で、図書館が「何故、貸出し履歴を残さないのか」が説明されていて、同じような疑問を持った人に見せれば理解してもらいやすいであろう内容となっていました。

こういったものは、積極的に図書館の方から発信してくれればいいのになぁ、と思うのですが、いろいろと難しいんでしょうかねぇ…。

なお、こういった利用者からの質問に対しての回答を考えるのは、館長の担当が担当しているようです。
文京区は図書館に指定管理者制度を導入しているので、各館の館長は指定管理者である企業からの人員が配置されているわけですが、回答の内容からも経験豊富な方が館長として指揮を取られているのだろうな〜、ということが感じられる…。
#「僕らはド素人でした」発言をしてしまった、どこぞの図書館の館長とは、比較しちゃいかんよな…。

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