モノフェローズ・イベント:日立Wooo 液晶テレビの巻

みんぽす

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モノフェローズになって初めての参加イベントは、日立のWooo 液晶テレビ。4月に発表された UT800シリーズと03シリーズが、今回のターゲットでした。

UT800シリーズと03シリーズの特徴は、

  • 最薄部35mmを活かした、レイアウト・フリーなデザイン(UT800シリーズ)
  • インテリジェントオート高画質による、高画質と省エネの両立
  • 内蔵HDD+iVポケットによる高画質・長時間録画(内蔵HDDで最長200時間)
  • アクトビラ ビデオ・フル/ダウンロード対応

といったところのようで、説明もこれらの点を中心として進められました。

まずは、参加しているモノフェローズメンバーの自己紹介からスタート。既に、何回もイベントに参加している方もいれば、オイラと同じように今回が初めてという方も。


そして本題のプレゼンテーションは、UTシリーズの商品企画を担当の日立の鈴木氏。
日立の企業理念と商品としてのテレビ造りの関係の説明からスタートして、HDD内蔵へのこだわり、ネットワークへの対応、商品名の一部となっている"UT(Ultra Slim)"をどう実現したのか、周囲の環境光に応じた高画質とエコの実現の順に進められました。

42インチモデルを側面から42インチモデルの背面
Woooステーション2009年モデルの中身iVDR-S(320MB) 中身は2.5インチHDDなので、大きさはそのまんま
左がインテリジェント・オート高機能搭載モデル

HDDによる録画機能をテレビに内蔵したのは、日立が最初なのだとか。テレビ+DVD(HDD)レコーダという組み合わせでも良いわけですが、内蔵していることで「すぐ使える」、「録画開始までの操作がシンプル」、「ケーブル不要」、「省エネ」といった点を強調していました。確かに見ている番組を「今すぐ撮りたい」というときには、DVDレコーダの操作が不要な分簡単ではありますね。
ネットワーク対応は、本格的にブロードバンドが普及期に入ったという判断から、今回同時に発表されたモデルから全機種で対応したそうです。(TSUTAYA TVによるコンテンツの購入にも対応)
デモとしてダウンロードしたデータとBDの比較再生をしてくれたのですが、ハッキリ言って素人目には違いが分からなかったです。ちなみにデータのダウンロード先は内蔵HDDだけではなく、iVポケットにセットしたiVDR-Sを指定することが出来るそうです。

UTシリーズの、薄さにこだわることでレイアウト・フリーなデザインに仕上げたという部分には説明に力が入っていました。
勿論、チューナ部を別筐体にすることで、実現出来る薄さではありますが、液晶の駆動回路のパーツの大きさが問題となって設計から出てきた「40mmでもいいのでは?」という妥協案を、「なんとしても30mm台」という商品企画側の想いを通して35mmに収めた話しや、廃熱の問題をクリアしつつシンプルな背面を実現したことなど、熱っぽく語っていました。
開発当初のデザイン案ではヒートシンク風の背面パネルも考えられていたようですが、実際には背面の通気用の穴は、パネルの上下に集中していて非常にシンプル。レイアウト・フリーということもあって、背面から見られることをかなり意識して作ったんだなぁ、と。

途中、鈴木氏に声をかける機会があったので、「背面パネルをアルミ削りだしとかにすることは考えなかったんですか?」と話しを振ってみたところ、「それなら、アルミ自体が放熱してくれますねぇ。」というようなことを言っていました。口振りから行くと、そこまでは検討していなかったという感じでしたが・・・。

中央にある小さな窓二つが環境光センサー
消費電力の比較(左:2009年モデル、右:2008年モデル)

また、内蔵している環境光センサーを使って、設置場所の光線状態(蛍光灯、ダウンライト、外光なのか)や光量に合わせた画質調整を自動的に行う、インテリジェント・オート高画質も、今回のモデルではセールスポイントなのだとか。デモでは、擬似的にテレビ周囲の明るさを変化させていましたが、新モデルは外光の変化に左右されず一定の画質を保っていたのに、旧モデルは明るさによって画面が暗くなったようなってしまい、見え方にかなりハッキリとした差が出ていました。
この機能は、省エネの観点からも有利なのだそうです。

iVDR-Sに録画したり、ダウンロードしたモノは、iVポケットを装備したWoooテレビ間であれば、問題なく再生出来るそうです。新機種で録画したモノを旧機種で見ることは出来る(対応していない録画モードは除く)し、旧機種→新機種につていは将来にわたって互換性を維持する方針だそうなので、安心して録り貯められるのではないでしょうか。
#規格自体がどうなるのかは、おいといて。

個人的には、UT800シリーズのプラスチックのテカテカ感の強さが、安っぽく感じてしまったので、その点はちょっとマイナスポイント、かな?コストの問題もあって難しいのかも知れませんが、薄さにこだわるのと同じくぐらいには質感にこだわって欲しかったなとという気はします。
機能的には、今日のイベントの中では不足しているなと思う部分はなかったので、十分購入候補の一つにはなり得るでしょうね。

DLNA対応なので、Woooテレビで保存している録画データやダウンロードコンテンツを他のDNLA対応機器で再生出来たり、Wooonetという専用ポータルサイトが用意されていたりと、テレビ1台でいろいろ出来ることが増えたのねぇ〜、とちょっとテレビの進化に驚いた1日でもありました。

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