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海老名市立図書館での著作権侵害状態は、改善されたのか?

以前、指摘していた、海老名市立図書館の Web サイトで恒常的に著作権の侵害をしている状態にあるのかも、と指摘していた件ですが、

Webサイトに掲載されているもの全てが「海老名市または指定管理者」と主張しているわけですけど、検索結果画面で利用している Google ブックスが提供している書影データって、著作権者は Google になるんじゃないでしょうか?

[From 海老名市立図書館での著作権侵害は他にもあるのでは?というお話 - Soukaku's HENA-CHOKO Blog]

どうやら、その状況が回避されたように思われます。

どこが問題だったのか?

問題だったのは、サイトポリシーに記載される「著作権について」の文章。

現存するアーカイブで 8月 20 日頃に取得されたものまでは、以下のように

本サイトに掲載されている情報(文章・ロゴ・商標・映像・写真・イラスト等を含むがそれらに限らない)の著作権その他の知的財産権は、特段の記載がない限り海老名市または指定管理者が保有しております。

[From サイトポリシー | 海老名市立図書館]

蔵書検索で表示される書影データを Google Books APIs を経由して表示しているにも関わらず、それについて「特段の記載」をしていないことから、Web サイト中のコンテンツ全てに対して「海老名市または指定管理者が保有」と権利主張しているような状態となっていたわけです。

最近になって、サイトポリシーをチェックしたところ、「著作権について」の部分が以下のように書き換えられていることが確認されたため、一応 Google に対する著作権侵害が行わていている疑いはなくなった、と言える状況になったのかな、と…。

本サイトに掲載されている個々の情報(文章・写真・イラストなど)は、著作権の対象となっています。また、本サイト全体も編集著作物として著作権の対象となっており、ともに著作権法により保護されています。

[From サイトポリシー | 海老名市立図書館]

まぁ、相変わらず Google Books APIs を利用した書影データの表示については、明示していないんですけどね。

あと、サイトポリシーの改訂をいつ行ったのか、という改版履歴の日付が入ってないので、いつ改版したのがよくわからないんですよねぇ。少ないことも、ここ 2 ヶ月以内に手直しされた、ということだけは言えるわけですがね。(リニューアルから1年近く放置していた、ということでもあるのだな。)

図書館における「区民優先制度」が来年4月から

図書館のWebサイトを見に行ったら、こんなお知らせが。

区民へのスムーズな資料提供を実現するために、2017年4月から区民優先制度を導入します。
(区民優先制度でいう区民とは、文京区在勤・在学の方も含みます。)

[From ニュース 区民優先制度の導入について:利用者サービス:お知らせ]

これ、なんかどっかで聞いたことがあるなぁ、と思って漁ってみたら、

本委員会の中でも、全ての利用者に対してサービス向上を目指すことや、誰もが図書 館を利用できる、より良いサービスの提供への意見がある一方で、区民利用を優先する ための利用資格制限等の導入を求める意見も出ています。
これには、これまでは想定されていなかったインターネットによる蔵書公開と資料予 約が始まり、図書館利用が伸び続けていることから、その実態に合わせて様々な意見と して出されてきていると考えられます。

[From 文京区立図書館サービス向上検討委員会報告書]

この話が実際の対応として始まるということのようです。

サービス向上検討委員会、1度だけ傍聴しに行ったことがあるんですが、確か傍聴しに行ったその回で話題になっていた件だと記憶にあったので、ピンと来たんですけどね。

ということで、「収書保存プロジェクトの答申」を入手しました

「(真砂中央図書館の)改装終わるまで待ってて」ということで、開示請求のタイミングを伺っていた「昭和58年(1983年)6月収書保存プロジェクトチームの答申」が開示されました。

図書館資料の収集保存について-収書保存プロジェクト最終報告 表紙

3 項にある「昭和58年(1983年)6月収書保存プロジェクトチームの答申」というのが、どういうものなのか気になりますね。

[From 図書館の選書基準が話題になっているので(文京区の場合) - Soukaku's HENA-CHOKO Blog]

この答申ですけど、資料として現存しているそうなのですが、現在改装工事中の真砂中央図書館の倉庫に保管されている関係で、すぐに見ることは出来ないとのこと。(作成時期が30数年前ということもあり、手書きらしい。)

[From 続・図書館の選書基準が話題になっているので(文京区の場合) - Soukaku's HENA-CHOKO Blog]

正式には、「図書館資料の収集保存について-収書保存プロジェクト最終報告」というもので、全部手書きですよ、手書き。
#題字、なかなか味がありますよね。

さて、開示された資料は、全 105 ページで B4 横がベースになっていました。

PDFのサイズも大きいんで、7分冊(各15ページずつ)にしたものも準備しておきますね。

文京区立図書館サイトでメンテナンス終了後に起きていたこと

前に突っ込み入れていたとおり、昨年末から今年年初にかけて行われていた、図書館システムのリニューアルに関連する Web サイトの SHA2 対応のためのサーバ証明書入れ替えの件で、サイトのオープン直後に TLS バージョンが変わった件、

サービス再開の時点で、 TLS 1.2 に対応した状態になっていることが理想的状況だったはずなのだと思うのですが、誰がどのタイミングで設定変更の必要性を認識し、どのように対処をしたのか、行政側も承知の上で行われたものなのか、というのが気になるわけです。

[From 文京区立図書館サイト、メンテ明け直後に何かが起きていた? - Soukaku's HENA-CHOKO Blog]

行政情報開示請求で、それに関する文書を入手してみたところ、

その 3 ページ目にズバリ原因が記述されておりました。

真砂中央図書館リニューアル

7月10日の正式オープンの前に、内覧ができるということで行ってきました。(7月9日にね。)

真砂中央図書館正面入口

まずは、室内の様子から

各フロアごとの分担などは、以下のとおり。

  • 4階
      事務所
  • 3階
    • 配架資料:総記、哲学、歴史、地理、地誌、紀行、社会科学、地域資料、参考資料、外国語資料
    • レファレンス・サービスカウンター
    • 対面朗読室
    • 閲覧席
  • 2階
    • 配架資料:自然科学、医学、技術、工学、産業、芸術、美術、スポーツ、体育、諸芸、娯楽、言語、小説、文学、新聞、雑誌、CD、DVD
    • サービスカウンター
    • 閲覧席
    • CD試聴コーナー
  • 1階
    • 配架資料:文庫、新書、家政学、生活科学、ガイドブック、雑誌、新着図書、児童図書、絵本、紙芝居
    • サービスカウンター
    • YAコーナー
    • ねころび台
    • おはなしの部屋
    • 授乳室
  • 地下
    • ホール
    • 共同書庫

酒田市の光の湊、実は #ツタヤ図書館 を目指している?

今のところ、表立ってそうだとわかっているわけではないのですが、どうにも「ツタヤ図書館」を思わせる計画が、山形県酒田市で進んでいるようですね。

酒田駅周辺整備事業における事業者募集につきまして、平成28年1月18日から募集を開始し、5者より事業プラン提案書の提出がありましたが、このたび、酒田駅周辺整備事業に係る事業者選定委員会の選定結果を踏まえ、下記のとおり事業予定者及び次点者を決定しましたのでお知らせいたします。

[From 酒田駅周辺整備事業における事業者募集の事業予定者及び次点者の決定について ― 酒田市]

#何日付けで掲載されたのかが書いないんだよな、他のページ見ても…。

今のところ、西松建設の名前しか出てきていないのですけどね。公表された建物内のパース図とか見る限り、高層書架を多用していたり、照明器具などに「ツタヤ図書館」特有のデザインのものが書かれているのが見て取れるうえに、

多賀城市立図書館の提灯記事が目に付いたので… #ツタヤ図書館

最近、公開された記事で、こんなのがあるというのを Twitter で見かけた。

東北の復興を感じさせる図書館!多賀城市内の図書館をご紹介します!|Joytrip[ジョイトリップ]

個人のブログで吠えたところで、あんまり影響は及ぼさないでしょうけど、記事を読んだら、なんか吐き出しておきたい気分になったので、書いておくことにします。

最も駄目な点は、高層書架でしょ

個人的に多賀城市図書館で一番ダメな点は、東日本大震災を経験した地域にも関わらず、三層に連なる高層書架が使われていることだと思っています。
記事中では

他の図書館での批判や改善点、東日本大震災での経験を踏まえたとても素敵な図書館です。

[From 東北の復興を感じさせる図書館!多賀城市内の図書館をご紹介します!|Joytrip[ジョイトリップ]]

と書いていますが、被災の経験が生かされているのであれば、あの高層書架は、とてもじゃないけどありえないと思うのですよ。特に 3 階の一般利用者の立ち入れない、いわゆる"閉架書庫バルコニー"なる部分は、手摺部分に目隠しパネルが設けられていませんから、地震時には書架から落下した蔵書が更に 1 階に降り注ぐ危険性があるのですよ。
2 階のバルコニー部分の書架も落下対策はされているようでが、本当に蔵書落下の危険性はないのでしょうか。

提案する方もする方ですが、それに疑問を持たずに受け入れた行政の皆さんは、何をもってして安全と判断して、提案をそのまま受け入れたのでしょうか?

震災時の図書館がどうなったのかは、近隣に事例あり

多賀城市内にキャンパスを持つ東北学院大学の図書館では震災アーカイブを構築しており、大学全体が受けた被害状況など公開しています。それ以外にも図書館自体が震災の際にどのような状況だったのか、その後の対策はどう進めているのかといったことを取りまとめ、論文などの形で公表されています。

(3)書架の安全対策と避難経路の確保 -資料を「落とす」か「落とさない」か

今回の震災を通して最も考えさせられたのは、まさにこの点である5。資料を落とせば書架に掛かる負荷は軽減されるが、下に人がいた場合は落下資料による負傷や床が資料で埋め尽くされ避難経路確保が困難になるリスクが高まる。落とさなければ後者のリスクは減少するが、書架全体への負荷は増大し、最悪の場合書架自体が転倒することも考えられる。

[From びぶろす-Biblos|国立国会図書館―National Diet Library]

資料に使われている写真を見ると、さほど背の高い書架を使っていないにも関わらず蔵書が大量に床上に落下してしまい、まさに足の踏み場もない、蔵書が落下しなかった書架は揺れと蔵書の重みのせいで歪んだり倒れたりと、かなり悲惨な状況であったことがわかります。

結局、多賀城市立図書館のサイトは https://tagajo.city-library.jp でオープンする?

多分、あと 50 時間もするとサイトが正式オープンしていると思うのですけど、

とりあえず、多賀城市の新しい図書館の Web サイトがどうなるか、 1 ヶ月後には判明しますから、楽しみにしていましょう。

[From メンテ後の海老名市立図書館のWebサイトの状況から、多賀城市がどうなるかを推察してみる - Soukaku's HENA-CHOKO Blog]

サイトのチェックを定期的にやり続けていたのが功を奏して、ほんの僅かな時間だけオープンしたタイミングで吊るのに成功!
そのため、正式オープン前にサイトデザインが判明しました。

URLは結局 https://tagajo.city-library.jp で、デザイン的には海老名のものと大きく変わらない模様。この感じで行くと、周南市や高梁市の新しい図書館のサイトも、こんなデザインのまま横展開されていく気配が濃厚ですなぁ。
目視ではサイトを確認出来ていないので、サーバ証明書の種類や名義は、今のところ不明。

にしても、このタイミングで、まだパース図をトップに置いているということは、オープンぎりぎりのこの時期まで排架作業とかが終わらなくって、サイト用の館内写真の撮影とか出来てなかったってことなんですかね?
#流石に、本オープン時は差し替わるでしょうけど、今頃突貫で修正作業中だったりするんでしょうか、サイトデザイン全体に見直しは無理にしても。

メンテ後の海老名市立図書館のWebサイトの状況から、多賀城市がどうなるかを推察してみる

2 月 15 日の夜、事前のアナウンス通りに 海老名市立図書館の Web サイトでのメンテナンスが行われ、SSL証明書の更新が行われたのですが、これがまた斜め上を行く状況を作り出すことになってしまったようです。

これを海老名市に当てはめると、本来主である海老名市がそのドメインを使用し海老名市名義で証明書を取得して運用すれば良いのに、なぜか指定管理者となった企業がそれを表立って仕切っているというのが今回における違和感の原因。指定管理者として業務代行ということは、あくまで主は海老名市なのだから、そこを譲ってはいかんだろうと考えるのだけど違うのか。

[From 海老名市立図書館サイトとEV SSL証明書に関して雑感 | 脳無しの呟き《土鍋と麦酒と炬燵猫》]

今回は、まさに例と同じことが起きている。海老名市の施設のサイトなのにCCCが持っているドメインにCCCが『ドメイン名所有権の確認」、「申請責任者の権限の認証」、「企業実在性の認証」』を受けている。CCCのものであることは高いwレベルで証明されるが、海老名市のものであることは証明されていない。サーバ証明書と関係ない世界で、CCCが海老名市立図書館の運営を受託していることは知れているので、この一点だけでは攻めどころが難しいが。

[From 海老名市立図書館はCCCのEV SSL証明書を使っているということは私立図書館? #公設ツタバ館 #CCC - いろいろやってみるにっき]

斜め上行く状況というものが、どういうものなのかは、リンクしたそれぞれのサイトを読んでいただくとして、「 CCC 内部で指定管理者として運営する図書館の Web サイトに関して方針転換があった」ことが、この状況と生み出したのではないか、と個人的には考えていたりします。

メンテ以前は、ワイルドカード証明書でした

去年の 10 月 1 日の海老名市中央図書館の改装オープンと同時に、Web サイトもリニューアルオープンしたわけですが、それからさほど経ってない時期に、TSUTAYA 名義のワイルドカード証明書を使用していることと、海老名市向けの URL と 多賀城市向けの URL が同一ホスト内でサービスされていることから、他の自治体図書館の Web サイトも同一ホスト内に集約するのでは、と指摘するエントリーを書いていたのですが…。

ワイルドカード証明書になっている点と、海老名市が "ebina.city-library.jp" となっている時点で、今後オープン予定となっている多賀城市や高梁市のサイトを、"tagajo.city-library.jp" 、 "takahashi.city-library.jp" とすれば、同じ証明書を使い回せる、ってことを考えていてもおかしくはなさそうです。

[From 海老名市立図書館の新しいWebサイトで気になること、あれこれ - Soukaku's HENA-CHOKO Blog]

多賀城市立図書館 「来館者目標120万人」を達成しても、数字の信憑性は…?

多賀城市立図書館が新しい建物での再スタートまで、あと40日ほどとなったわけですが、再オープン後の来館者目標として初年度 120 万人という数字が設定されています。
ここで注意する必要があるのは、この数字は純粋な図書館利用のための来館者だけでなく、書店やカフェといった「商業スペース」のみの利用者であっても来館者としてカウントすることになっているということを、行政がハッキリと認めています。

今野委員
 図書館単体での利用者数は、把握はできないということですか。

生涯学習課長
 図書館と商業施設の仕切りの部分には、出入り口が数箇所ありますし、2階の部分も同様です。すべての場所に設置するのは、経費もかかりますし、出入りも激しくなるだろうと思われます。一人の方が何回もカウントされるというのも数字として信憑性の低いものになりますので、この建物は商業施設と図書館のそれぞれの強みを活かし相乗効果を持った施設運営をするということにしておりますので、A棟全体で人数を把握することにしていきたいと思っております。
 ただ、先ほども申し上げましたように、図書館がどれくらい利用されているのかということにつきましては、現在、市民利用率が低いという課題がありますので、その部分が向上するような形で、数字を抑えられればと思っております。

今野委員
 図書館単体での来館者数、例えば何万人達成というものは、把握はできないということですか。

生涯学習課長
 はい、そのようになります。

[From 平成27年 多賀城市教育委員会第11回定例会会議録]

生涯学習課長の答弁を見ていると、「一人の方が何回もカウントされるというのも数字として信憑性の低いもの」ということがわかっているにもかかわらず、「A棟全体で人数を把握する」と、なんか矛盾したこと言ってるようなんですけど、いいんですかね、ホントにそれで…。

フロアレイアウトと人の動線の関係

多賀城市立図書館の「商業部分」に入居するのは

  • 蔦屋書店(書店、CD/DVD レンタル)
  • スターバックスコーヒー
  • ファミリーマート
  • カフェレストラン PUBLIC HOUSE

であることは、すでに何度か報じられている通り。それそれが単体でも、それなりに集客出来そうな顔ぶれですよねぇ。
#ただ、 CD/DVD レンタルが併設、と報じられているのは見た記憶はないんだけど…。

多賀城市教育委員会の定例会用資料として公開されたものの中に、BDSの設置位置が記されたフロアレイアウト図があったので、それを見ていて、ふと思ったのが

ということ。

文京区立図書館サイト、メンテ明け直後に何かが起きていた?

図書館の利用カードや、Web サイトのログイン用 ID に関しては、なんらアナウンスがなかったので、単純なバージョンアップなのだろう、と思っていた、文京区立図書館の Web サイト。特に、目立った不具合もなく再開されました。

実際にサービス再開後に、サイトにアクセスしてみたところ、認証周りの画面遷移が変更されていたり、蔵書検索画面などでログイン状況が表示されるようになっていたり、スマホ専用画面が用意されていたりと、細かく変更がかかっていました。

ただ、チョット注意深く確認をしてみたところ、どうも裏でドタバタがあったんじゃないかというのが、推測されるような証拠がちらほら。

今回のメンテの目玉は、サーバ証明書の SHA-2 化だったわけですが…

アナウンスにもある通り、今回のメンテナンスにおける最大のポイントは、 SSL/TLS 接続で使われるサーバ証明書を SHA-2 対応に変えるというものだったわけですけど、どうもこの辺りの設定に関してサービス再開後にも変更が行われた形跡があるんですよね…。

まず、メンテ期間中の 1 月 4 日から 1 月 8 日の間に、サーバ証明書の入れ替えが行われたことが確認できています。
Qualys SSL Labs で提供されている SSL Server Test での診断結果の一部ですが、左が 1 月 4 日時点で、右が 1月 8 日時点。

SSL Server Testでの診断結果 2016/1/4時点SSL Server Testでの診断結果 2016/1/4時点

まぁ、Rating の低さは気になりましたけど、再オープンまでにはちゃんと対処されるんだろうなぁ、と思っていたんですが…。
#この時点で、TLS 1.0 しか有効になってないのとか、気にはなっていなかったわけではない。

Google Books APIs を活用する野田市立図書館

明示はしていなけど、海老名市立図書館では Google Books を利用しているわけですが、

ネタ元にしている Google ブックスの書影が、そうなっているから。

[From 海老名市立図書館での著作権侵害は他にもあるのでは?というお話 - Soukaku's HENA-CHOKO Blog]

野田市立図書館でも利用している、という情報が流れたので、

早速確認しに行ってみたところ、確かに Google Book APIs を利用していることが明記されていますね。

野田市立図書館 新着RSS

海老名市立図書館での著作権侵害は他にもあるのでは?というお話

何かと話題の海老名市立図書館、年始に開催予定のイベントのアナウンスに使った画像と紹介文の両方が、著作権侵害しているという、なんともお粗末な状況が発覚しましたね。

お話によると、問題が発覚した際に事実確認として法務に連絡を取ったところ、実際に他者様の画像を許可なく使用していたことが判明。関係者に対してお詫びをするための連絡をしているそうです。

[From 「TSUTAYA図書館」が著作権侵害で炎上? 海老名市立図書館のホームページに問題(追記あり)(篠原修司) - 個人 - Yahoo!ニュース]

この担当者は「(著作権への)認識が甘かった。こんなことになるとは思わなかった」と話しているという。図書館側は「ご迷惑をかけ申し訳ない。社員教育を徹底して、再発防止に努めたい」としている。

[From 公式HPで無断転用 神奈川・海老名の「ツタヤ図書館」:朝日新聞デジタル]

臭いものに蓋的なページの削除の実施と、お詫びページ公開という形で自体の終息が図られているわけですが、その炎上のさなかに流れたのが以下の tweet 。

確かに、検索してみるとそういう結果が出てきます。

新しい多賀城市立図書館と図書館システムとTカード

さて、この何回か書いている新多賀城市図書館に関するエントリーですが、今回は図書館システムに関して。

図書館システムは、新建屋への移転とタイミングを同じくして、新しいシステムに切り替わることになっているようで、システム自体は富士通のもので決定しています。

既存システムも富士通ということですがら、システムの移行自体は難しいことは無いとは思いますが、下に示した図(多賀城市立図書館システム構築業務要求水準書 p.35 業務概念図)にある通り、オンプレミスからクラウド方式に変わるというのが、一番大きな変更点になりそうなです。

多賀城市立図書館 提案対象業務概念図

この図で良く見て欲しいのは、右下に位置する「指定管理者データセンター」と書かれたグレーのボックス部分。
そこに描かれた「会員DB」と図書館業務サーバの間には専用線で結ばれるよう矢印が引かれ、その専用線を用いて「Tカード会員照会」と「図書館利用者とTカード会員紐付け」が行われるように書かれています。多賀城市立図書館の指定管理者は、カルチュア・コンビニエンス・クラブですから、会員 DB というのは T 会員 DB ということになりますね。

多賀城市立図書館は、CD/DVDレンタルが同居するようです #公設ツタヤ問題

広報多賀城の 11 月号に、多賀城駅北側の再開発の記事に絡めて移転後の図書館についての記事が出ていたのだけど、その中でフロア配置についての図が一緒に掲載されてました。
それによると、物販エリアについては次のようになる模様。

広報多賀城 平成27年11月号より、新図書館のフロア配置図
  • 1 階 : 書店・カフェ、コンビニエンスストア
  • 2 階 : CD・DVD レンタル
  • 3 階 : レストラン

1 階と 3 階については、報道されていたこともあって、それぞれファミマ!とカフェ・カンパニーが入ることはわかっていたので、個人的には2階がどう使われるのかが気になっていたのですが、市の広報に明記されたということで、公式にレンタルコーナーで確定ということですね。教育委員会の会議録などもチェックはしていましたが、2階物販エリアに何が入るのかは明確に議論されていなかったような気がしますし…。

多賀城市でも「CCC への配慮」は行われるのか?

さて、ここで気になってくるのは、図書館として所蔵している視聴覚資料への影響。

先行事例である武雄市図書館もCD/DVDレンタルコーナーが(レンタルコーナーの設置自体、市民から見たら騙し討に近い経緯で)併設されていますが、改装オープンにあたり除籍された資料類の中に、ハリーポッターシリーズやナショナルジオグラフィックスシリーズなどの大量の視聴覚資料も含まれていたことは、以前報道されたとおり。

リストによると、除籍された書籍や雑誌は約5500点、ビデオやCD、DVDの視聴覚資料は約3250点となっている。このうち、特にネットで問題視されているのが、DVD464点の除籍だ。映画「ハリー・ポッター」シリーズなど人気タイトルも含まれており、併設されているTSUTAYAで有償レンタルされている作品もある。

[From 武雄市図書館が開館前にDVDを大量除籍 「館内併設のTSUTAYAに配慮?」との疑問の声に武雄市は否定]

公式には否定されていますが、ハリーポッターシリーズなど、有料レンタルで人気の高そうなものの除籍=「CCCへの配慮だったのでは?」と、言われ続けているわけでして…。

新しい多賀城市立図書館、実はスタッフには使い勝手の悪いレイアウト?

1 階の言を書くだけで力尽きてしまった感があるんですが、残る 2 階、3 階についても。

とりあえず、図面から読み取れる疑問点を書き出してみましたが、これでもまだ一部なんですよね…。
ということで、まだ書き足りないので、つづく。

[From 新しい多賀城市立図書館とフロアレイアウトの不思議 - Soukaku's HENA-CHOKO Blog]
フロア2Fフロア3F

ということで、改めて 2 階、3 階の図面を眺めていたのですが、まず初めに前回のエントリーに対する修正点を一つ。

移動図書館車の車庫なんですが、良く図面を見ると、館内から車庫へのアクセス経路は児童図書館の一角に設けられた扉しかありません。更にその車庫の横には、車庫からしかアクセス出来ない図書倉庫が…。

[From 新しい多賀城市立図書館とフロアレイアウトの不思議 - Soukaku's HENA-CHOKO Blog]

小荷物専用昇降機 ダムウェーター:フロアタイプ | クマリフト

と、書いていたのですけど、よくよく図面をチェックしてみると、BM 車庫内に "DW(2)" と記述されているところがありました。
どうやらコレ、荷物専用小型エレベータ(ダムウェーター)で、1 階 BM 車庫 ↔ 2 階閉架書庫 ↔ 3階事務室(図書館)間での資料運搬のために設置されるのでしょう。いずれにしろ、スタッフが館内からBM 車庫にアクセスするには、児童図書室にある扉が唯一となっていることは確かですけど。

荷物専用小型エレベータはもう一基、図書館エリア東寄りのところにも設置され、こちらは 1 階カウンターコーナー ↔ 2 階カウンターコーナー ↔ 3 階バックヤードを結ぶ形になっています。こちらは予約資料や返却資料の運搬がメイン用途になりそうな感じですね。

設置するのはカート類も使えるタイプになるんですかね?搬送効率考えれば、ダムウェーターに載るサイズのブックトラック使うほうがいいでしょうし…。

通常タイプと思われるエレベータは、図書館エリア、商業エリアそれぞれに一基ずつ。
図面上では人荷兼用とするのかはわかりませんが、利用者向けとして設置されるものでしょう。商業エリア側のほうのは、空間演出の事を考えて、おそらくガラスで覆われたタイプになるんじゃないかな、と。


新しい多賀城市立図書館とフロアレイアウトの不思議

今回は、高所書架に関して(その1その2)ではなくて、フロアレイアウトについて。

フロア1F

多賀城市の新図書館は多賀城駅周辺地域の再開発事業の目玉として建設されていることもあって、その事業を推進している多賀城駅北開発株式会社の Web サイトに色々と情報が出ている。
今回はそのサイトで公開されている公告(保留床取得について)というPDFファイルで公開されている新しい図書館のフロアレイアウトについて、色々とツッコんでみたいな、と…。


新図書館イメージ図

多賀城市は「ツタヤ図書館」としては、初の CCC の企画による新築物件となるわけですが、まぁフロア図見てるだけでも気になる点が、ちらほら。
武雄市図書館の2 階書架バルコニーのように、建築基準法上の制限から一般利用者の立ち入り禁止エリア(避難経路から30m超)が出来てしまったというのは、図面上存在しないように見えるので、そのあたりはちゃんと対応してきたようですが。

とりあえず 1 階を重点的に見ていくと、建物東側のエントランス正面の一等地は、既存のツタヤ図書館と同様、商業エリアで書店とカフェというレイアウトと、いつもの通り。エントランス入って左手側(南側)の高層書架の裏側が図書館エリアというのが、新多賀城市図書館の基本的なレイアウトで、2 階と 3 階も吹き抜けの北側が商業エリア、南側が図書館エリアという配置になっています。

個人的に一番気になったのは、エントランスの正反対の位置、建物の西側に位置する児童図書室。下はそのエリアを重点的に拡大したもの。

1F 児童図書コーナー付近の拡大(その1)

図書館エリア(イエローの部分)からもアクセスは出来ますが、エントランス入って真っ直ぐ正面という位置になるので、殆どの利用者は商業エリア(グリーンの部分)を通過して、児童図書室に向かうという動線を使うことになるでしょうね。
そして、既存のツタヤ図書館と同様に、子供の気を惹きやすい絵本や玩具類が、関所のように児童図書室の間近に配置されるのであろうことは、容易に予想されるわけです。

商業エリア、図書館エリアともに児童図書室との境には階段(北側にはスロープ)があり、児童図書室エリアは、他の 1 階部分よりも一段低く作られるようです。これは、教育委員会の会議録にも明記されています。

児童図書コーナーは、他のエリアに比べ床面を一段低くします。概ね90cmの段差を付けること及びエリアの境界に手すり等を設置することで、 商業施設と児童図書コーナーの区分を明確にすることに加え、商業エリアへの連絡階段のわきには児童図書専用の司書のカウンターを設け、常時司書を配置することとします。これらのことから、災害時や不審者への対応も的確に行っていきたいと考えています。

[From 平成26年 多賀城市教育委員会第3回臨時会会議録]

また、児童図書室の真横にキッズテラスがあり、非常時はそこを経由して建物外に脱出できるように経路の設計はされているようです。
図面上では、はっきりしませんがキッズテラスに面した一面は、おそらくガラス窓になるんではないかと思われます。

海老名市立図書館の新しいWebサイトで気になること、あれこれ

全国で 2 番めとなる "ツタヤ図書館" として改装オープンとなった海老名市図書館。
再オープンに合わせて、 Web サイトもリニューアルされたわけですが、サイトオープンと同時に大喜利が発生するは、蔵書検索してみたら分類めちゃくちゃだわと、これでよくオープンしたもんだな、という状態。

そのへんのグダグダっぷりは上に書いた Togetter のリンクを見ていただくとして、それとはチョット別の観点から見て疑問に感じることが、ちらほら。
ということで、それらについて書いておこうかと思います。

ネットワーク的観点から

Web サーバはグローバルネットワーク上にあるんで、コレに関しては簡単に調べられますね。(公開情報ですから。)

まず、 Web サーバの名前から、IP アドレスをチェック。

soukaku@nexus01:[~]$ dig ebina.city-library.jp

; <<>> DiG 9.9.5-12-Debian <<>> ebina.city-library.jp
;; global options: +cmd
;; Got answer:
;; ->>HEADER<<- opcode: QUERY, status: NOERROR, id: 41476
;; flags: qr rd ra; QUERY: 1, ANSWER: 1, AUTHORITY: 0, ADDITIONAL: 1

;; OPT PSEUDOSECTION:
; EDNS: version: 0, flags:; udp: 4096
;; QUESTION SECTION:
;ebina.city-library.jp. IN A

;; ANSWER SECTION:
ebina.city-library.jp. 2201 IN A 210.170.110.8

;; Query time: 1 msec
;; SERVER: 127.0.0.1#53(127.0.0.1)
;; WHEN: Mon Oct 12 17:09:50 JST 2015
;; MSG SIZE rcvd: 66

IP アドレスが分かったので、その IP アドレスの利用者情報をチェック。

続・図書館の選書基準が話題になっているので(文京区の場合)

さて、区立図書館の方に問い合わせしていた件ですけど、一応返事が来たのですが…。

一応「選書基準が知りたい」ってことで、区へ問い合わせしているんですけどね。どういう、回答があるのか、ちょっと楽しみにはしている。(先に、見つけちゃってるんで。)

[From 図書館の選書基準が話題になっているので(文京区の場合) - Soukaku's HENA-CHOKO Blog]

真砂中央図書館への選書基準に関する問い合わせ

結果から言えば、「内部利用のための資料なので、ネット上で公開する予定はない。閲覧については、図書館まできてもらえれば可能。」ということだそうです。
「ご意見ありがとうございました。前向きに検討してみます。」ぐらいにはなるかな、とは期待してましたけど、ちょっと甘かったようですね。

まぁ、意図したものはないとはいえ実態としてはネット上で参照可能な区が公開している資料中に含まれているわけなんで、今更公開を渋らなくてもねぇ、と個人的な思うわけですが。一度ネット上で公開したデータを消去して回るのも困難な話なのに…。

と、ボヤいてみても始まらないので、「選書の基準を平易に説明したコンテンツを用意することを検討してほしい」というメールを、再び区に送ってみました。
どう返ってくるかな?


図書館の選書基準が話題になっているので(文京区の場合)

このところ、図書館における「選書」が話題となって(局所的に)盛り上がっていますが、

共通しているのは、所謂 "TSUTAYA" 図書館と呼ばれている、カルチュア・コンビニエンス・クラブが指定管理者として運営を行っているところ。初めて指定管理者として図書館の管理を行った武雄市では、関東近県のラーメンに関する中古と思われるガイドブックや、浦和レッズ関連の中古書籍が大量に買われていることが判明し、10 月 1 日オープンを控えた海老名市でも付録が主となったムック本の中古や料理関係に偏った中古本の購入が行われたとして、議会で問題となっています。
作家や出版業界の中には「新刊販売の障害だ」として図書館を敵視している人達も、少なからずいる訳なんですけど、そういう状況であるのになんで「わざわざ、敵を煽るような」新古本・中古本中心に購入したんだろう、というのは非常に疑問なわけです。「その館の蔵書設計上、どうしても必要だった」というわけでもなさそうですしね。
#多賀城市も、 CCC から「中古本の活用が提案されている」ということなので、同じようなことが起きる可能性が…。

そうなると気になってくるのは、自分の住んでいる自治体の図書館における「選書基準」。
文京区に関しては、調べてみたところ、今年行われた平成 27 年度からの図書館の指定管理者募集の際の業務要求水準書の資料集(PDF形式 250 ページ、1.24MB)の中に、ひと通り収められているのを見つけることが出来ました。
#文京区の場合は A4 で 20 数ページある業務要求水準書 + 250 ページに渡る資料中にある各種条件を順守しつつ、業務を行うわけなんですな、指定管理者は。

一般、児童、視聴覚資料、それぞれでの基準が設けられているのは、それそれで利用者や資料の性質が違うので、一律同じ基準というわけにいかないからなのでしょうね。
また、選書だけでなく、除籍と資料のリサイクルに関する基準も、一緒になっていました。