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安物買いの銭失い?だったのでは、と思わせる武雄市のタブレット導入

「ICT先進自治体」として、良くも悪くも有名な武雄市ですが、ここ数年続けているタブレットを利用した授業に関する研究報告の最新の状況として、武雄市「ICTを活用した教育」第三次検証報告が公開され、それに基づいた新聞記事がいくつか出ていました。

武雄市のICT教育について、東洋大の研究プロジェクトが第3次検証報告をまとめた。武雄式の反転授業「スマイル学習」は実施率が低く学校間でもばらつきがあることを指摘し、学習効果の検証と教職員の負担軽減などによる実施率改善を求めた。

[From 武雄の反転授業を東洋大が検証、負担軽減を|佐賀新聞LiVE]

佐賀県武雄市と東洋大学などが共同で進めるICT(情報通信技術)を活用した教育研究プロジェクトの検証報告会が24日、同大の白山キャンパス(東京都文京区)で開かれた。タブレット端末を使った独自の武雄式反転授業「スマイル学習」を通じて学んだ児童の方が、通常授業の児童よりも理解度テストの平均点が高いとの結果が出た。

[From 【りこめんど】武雄式反転授業「スマイル学習」 - 産経ニュース]

日本一の学力を目指して武雄市が小学校にスマイル学習(武雄式反転授業)を導入して3年。「推進役であるはずの教職員が実はスマイル学習に消極的」と、ショッキングな現実を東洋大の第3次検証報告(2016年度)が突きつけた。市教委は「多くの利点がある」とスマイル学習は堅持する方針で、新年度から初の見直し作業に着手する。【渡部正隆】

[From 武雄のスマイル学習:導入から3年 推進役の先生、消極的 東洋大が第3次検証 初の見直し作業着手へ /佐賀 - 毎日新聞]

一通り目を通した感じでは、産経だけが問題ないような内容になってますが、佐賀新聞と每日新聞の書き方は「進め方に問題あり」と言った論調になっているのが、面白いといえば面白い。

タブレット端末を活用したICT教育モデル事業報告書というのが図書館に所蔵されたので

区の図書館の新着をつらつらと眺めていたら「タブレット端末を活用したICT教育モデル事業報告書 平成26・27年度 」というものが所蔵されたらしい、ので早速借りてみた。

自分の子供達が関係することだし、随分前にも、

さて、書いてあった概要だけから類推するに電子黒板導入に向けての調査と、それに合わせて実際の授業での活用方法を模索するために、モデル校選定と研究を今年やる、という感じみたいですね。(ただ、タブレット型 PC の導入が唐突に出てくるのが、ちょっと…。)

[From 電子黒板とタブレット PC の導入ですか… #文京区 - Soukaku's HENA-CHOKO Blog]

ということは書いていたのだけど、特に行政文書の取得とかまでして調べる、ということもしていなかったので、現状を概略的に把握するためにも、読んでおこうと思いましてね。。

で、それが今日手元に来たので、読んでみたわけですが、そこから幾つか気になることなどを、書いておきます。

まず、今回のモデル事業の概要ですが

  • 実施期間:平成 26 年、27 年の 2 年間
  • 対象:小学校、中学校それぞれ二校ずつ。さらに、それぞれで通常学級と特別支援学級担当に分かれる。
  • 研究課題
    • 大きく以下の五つ
      1. 一斉学習、個別学習といった学習形態に合わせた、タブレット PC を効果的に活用した指導事例及び成果
      2. ICT 支援員の活用や、校内研修・研究等の工夫による、タブレットを効果的に活用するための校内体制
      3. 時間割の工夫、交流及び共同学習での活用など、タブレットの効果的な活用のための留意点、配慮事項の洗い出し
      4. ネットワーク、ソフトウェアやその機能、ベンダ対応などタブレットの学校への導入に際しての技術面、設備面での課題洗い出し
      5. その他、タブレット活用に関すること
  • 機材の配置
    • 通常学級:3〜6人に 1 台になるように配置。小学校、中学校ともに Windows タブレット PC で、中学校には iPad も配置。
    • 特別支援学級:1 人 1 台で配置。小学校が iPad 、中学校は Windows タブレット PC 。

という感じだったようです。

佐賀県立高校の生徒向けタブレットPCに関する、とある文書

そういえば、佐賀県立高生徒向けタブレット PC の導入に絡んで、取得してた文書で、公開してないのがあったんだよなぁ、ということで、こんなタイミングだけど公開しておこうと思う。(情報漏洩事件に絡むものではないのだけど。)

これは、MDM 用途でソフトウェアの追加インストールが急遽リモートで行われたという話を聞いて、

企業が従業員に支給するモバイル機器であっても、この類のソフトウェアをインストールする(している)場合には、その目的を告知しておかなければ不正指令電磁的記録供用罪に該当するという見解が、法務省から出ているわけで、今回のように「所有権は、生徒またはその保護者」という機器に対して「無断で」インストールした事は、不正指令電磁的記録供用罪に該当する可能性が更に高くなったのではないかと思われるのです。

[From 個人所有タブレット PC を #佐賀県 が好き勝手に管理出来るものなの? - Soukaku's HENA-CHOKO Blog]

ということが気になったんで、開示請求してみた、というもの。

とりあえず、2年前の時点では、何も検討していなかったということがそうですが、その後検討したのでしょうかねぇ…。

ネットの裏側は、教えたほうが良いのかも?

息子の通っている中学校での話なのだけど、 LINE の使い方がちょっと不適切な状況にある生徒たちがいるらしく、問題になっているのだとか。
とあるキャリアの人間を講師に呼んで、全校生徒向けに「正しいスマホとの付き合い方」的な話は既に行われていて、その中でも LINE の「良くない一面」を取り上げてはいたのですけど…。
#この時は、授業公開の一環で行われたので、保護者も一緒に聞けたんですよ。

スマホを持たせる持たせないは、個々の家庭ごとの方針や事情というものもあるでしょうから、一律禁止とするのも学校側としては難しいところでしょうねぇ。
とはいえ、このところの世の中の流れを見ていると、将来的には学校の授業にパソコンやらタブレットやらがどんどん入り込んでくる方向で進んでいるようですし、一部では限定的にスタートしているタブレットの一人1台配布というのも、近い将来全国的に行われるかもしれないことを考えると、

――日本も、真似したらいいのに・・・。格差がでないように。

ただ、無条件に補助を受けられるわけではありません。例えば一斉購入をした学校の場合、児童にiPadを貸与するためには「親が4日間、研修を受ける」ことが条件。

――4日間も? みんな、パソコンの使い方は知ってますよね・・・?

[From 1人1台のパソコンでの授業があたりまえ! 世界のデジタル教育最新事情【オーストラリア編】(前編) | 中釜由起子]

という取り組みは、日本でも必要になってくるかもしれません。スマホも、「電話機能が付いた可搬性に優れた小さなパソコン」と捉えても差し支え無いでしょうし…。
当然、親が全てを知っているということもなく、全家庭が PC を保有しているというわけでもなく、親の職業によっては職場で PC を利用する機会が殆ど無いという可能性もあるわけですから、どこかで一定の知識を得る機会は必要ではないかと思うわけです。

プログラミング教育での指導者育成は重要でしょ!

プログラミング教育に関しては、今年の4月から、小学校段階における論理的思考力や創造性、問題解決能力等の育成とプログラミング教育に関する有識者会議(な、長い…)という有識者会議が始まっていて、その中で色々と議論・検討されている模様。

小学校段階における論理的思考力や創造性、問題解決能力等の育成とプログラミング教育に関する有識者会議

その委員を勤めている方の一人が、6月3日に行われた会議の中でどのような話をしたのか、会議で利用したプレゼン資料とともにブログで報告してくれていたので、読んでみたわけですが、

昨日 6月3日 私も委員を務めている「小学校段階における論理的思考力や創造性、問題解決能力等の育成とプログラミング教育に関する有識者会議」の第三回が開かれ、概ねの意見がまとまり終了しました。

[From 小学校段階における論理的思考力や創造性、問題解決能力等の育成とプログラミング教育に関する有識者会議 を振り返って - プログラミング教育Blog]

この手の会議、議事録や会議内で使われた資料が後から公開されるにしろ、その公開までに一ヶ月以上かかったりすることもザラなので、タイムリーに会議の状況や雰囲気などが判るのは、とても有難い。
#傍聴も出来るようだし、行ってみたいとは思うのだけど、なかなかタイミングが合わないのです。

アルゴロジックが、結構面白い?

一応、息子に渡す機材やらは決めてあるのだけど、どのタイミングで買おうかねぇ、という感じですが、この教育センター主催のプログラミング講座があったりするので、それに行かせてたりしているところ。(今は、 iPhone プログラミングのコース。)

会場となる教育センターの位置が判らんので、講座初日は息子と一緒に教育センターに行ったのですが、そこのロビーに置いてあったパンレットにあった、アルゴロジックというアルゴリズム体験ゲームのパンフレットに目を惹かれたので、ちょっと試しているとこ。

アルゴリズム体験ゲーム・アルゴロジックはプログラミングの基本となる論理的思考(アルゴリズム)をゲーム感覚で習得するための課題解決型ゲームソフトです。 プログラミング経験がまったく無い方でも、楽しく「プログラミングをするための考え方」=「アルゴリズム」を知ることができる「アルゴロジック」で、スーパープログラマーを目指してください。

[From アルゴリズム体験ゲーム・アルゴロジック|JEITAソフトウェアで未来をつくる]

「スーパープログラマーを目指して」というところは、アレですが…。

前進や右移動、左移動などのコマンドブロックを繋げて問題をクリアしたり、お絵かきをするというブラウザで遊びなら学べるものなわけですが、これ子供向けと言いつつも大人がやっても十分楽しめますよ〜。
アルゴロジックのほうは、コマンドブロックが大きく判りやすくアイコン化されているので、どちらかと言うと小学生でも低学年向け。アルゴロジック 2 のほうは、IF ブロックや ELSE 使った条件分岐や、ループや IF ブロック内がインデントされるなど、実際のプログラミングに似せた形にに並べられ、ブロック自体も文字での説明になっている分、対象年齢が上がっている感じです。

アルゴロジックとは

実際やってみてますけど、ゲーム毎に使えるブロックの種類や数、そもそも手数として使えるステップ数に制限ががある(しかもループはスタートとエンドそれぞれで 1 ステップ )し、「コレ、どーやってパターン化するんよ…」という問題もあって、結構いい時間潰しとして使えます。

マウスのドラック&ドロップで並べ替えたり、クリックで回数や方向や回数を変えたりと、操作自体は簡単なので、ちょっとしたゲーム代わりに子供と一緒にやってみるとも面白いと思うので、プログラミング的なことをやらせてみたいなぁ、という時の取っ掛かりよいかもしれません。

2020 年から、小中学校でプログラミングが必修授業に??

この件、うちの子供達は、微妙にかぶらなさそうなだな〜と思ったら、小中高全てでということらしく、バッチリ関連するんで、思ったことを書いておこう。

2020年度からの新学習指導要領に教える内容を盛り込む方向で議論する。技術の進化が飛躍的に進む中、コンピューターを制御する能力の育成が重要と判断した。

[From 小学校でのプログラミング教育必修化を検討 文科省:朝日新聞デジタル]

プログラミングを授業として教えることには、反対はしませんけどね。色々と不安ではあるわけですよ。

一体、誰が教えるの?

一番の問題は、教える側をどうするのか、ということだと思うのですよ。全国の小中学校で一定レベルのプログラミング教育を行える人材の確保が、一番の障壁になるんじゃないか、というのが個人的には一番の不安点ではあります。

段階的に始める、ということらしいですけど、プログラミング授業に対応できる教員なり講師なりを配置することが果たして可能なのか?
学年別にどういう内容を授業として行うのか、それに使う言語や環境はどうするのか、成績つけるとしてその評価基準は、とかとか検討しなくちゃいけないこと沢山ありますし、それらを指導要綱としてまとめ上げ、それに沿った授業を行える要員を育成する為の研修コースを組んで、さらに要員教育するということを行うための時間は 4 年しか無いんですけど、本当に大丈夫なのでしょうか…。

子供に PC 渡して何をさせたいか、というと…

前のエントリーにもちょこっと書いてあったのだけど、子供に PC を渡す一番の目的は「何かを作り出す方向」で PC が使えることを体験して欲しいというもの。

手っ取り早いのは、電子工作?

オフィスソフトの使い方なんてのは、小学校で教えられていたようだし、中学校でもそういった授業はあるだろうし、家ではその辺に重点を置くつもりは、全くなし。

あとは、Raspberry Pi 渡して電子工作でも、とも思ってますが、これも興味を持つのであれば考えてもいいかなぁ、と…。

[From 子供に PC を渡そうと思ってるんですけどね - Soukaku's HENA-CHOKO Blog]

やっぱり、「使うことの面白さ」を実感するという意味では、画面の中だけでクローズさせずに、実際にモノの動作として見ることが出来る電子工作と組み合わせる、というのが良いんじゃないかと思うわけです。
Raspberry Pi と Scratch 使って、LED を操作したりということも出来るようなので、まずはそれをとっかりに、物を動かす、何かデータを計測する、そのためにはどういったプログラムが必要で、というのも学んでくれるといいなぁと。

Rasp Pi 使って何かをする、ということに関しては本でもネットでも情報が豊富にあるようですし、ほっといても子供なりに考えて、進んでいってくれるんじゃないかと期待しているところではあります。

子供に PC を渡そうと思ってるんですけどね

うちの長男、早いもんで今春から中学生です。

そろそろ、自分専用の PC を与えてもいいかな、ということで、いろいろ調べているわけですが、デスクトップは置き場所のことを考えると現状ではパス。だからといってノート PC もなぁ、ということで現時点での最有力候補はスティック PC だったりします。

初心者ほどハイ・スペックを、という話もないわけじゃないけど、与えられた本人も PC 使って何かをやりたいという目標があるようではないみたいだし、だったら当面は CPU パワーを必要とするような使い方もしないだろうし、CPU パワーが必要になるようなことをやりたいとなったら、そん時考えりゃいいかと…。

あとは、Raspberry Pi 渡して電子工作でも、とも思ってますが、これも興味を持つのであれば考えてもいいかなぁ、と…。
これに関してはどっちかというと、親である自分のほうが複数台並べて Rasp Pi クラスタ組んでみたいという気持ちのほうが大きかったりしますけど、息子もプログラミング自体には興味があるようなので、作ったクラスタで一緒に遊ぶってのも出来るなぁ、とかとか。

タブレット導入は、誰のため?(武雄市の場合)

武雄市による教育現場でのタブレット利用の件ですが、まぁいろいろと話しが出てきて「こりゃひでぇなぁ」という感じになっているのは、前にも書いたとおり。

「あのメーカの製品だからダメ」って事を言う人が目立つのだけど、なによりも「何故、そのメーカのものを選択する羽目になったのか」という部分を指摘するべきではないかと思うわけですよ。

まぁ、そんな中で、タブレット導入に関する議論を行っていた武雄市ICT教育推進協議会の議事録を情報公開請求で手に入れた人が、ネット上でそれを見れるように公開してくれたので、以下にリンクしておきます。(PDFなので注意)
独立系ニュースサイトの HUNTER の一連の記事でも言及されている資料の一部分でもありますね。

これらの資料の中で、自分が気になったのは 2013 年 8 月 7 日に東京で行われたとされる協議会の議事録。
この回は、タブレットのメーカ担当者を呼んでヒアリングを行った回のようなのですが、座長でもある東洋大学の松原副学長の以下の発言が、特に気になりまして…。

◯松原:タイのメーカーは価格82ドルのタブレットを販売している。限られた予算の中で導入する必要があり、価格も重要である。タイ、台湾等世界のこのような現状を知ってほしい。

[From [武雄市] H27-06-26 武市教ス第21号 H25-08-07 第2階武雄市ICT教育推進協議会議事録.pdf - Google ドライブ]

海外の話とはいえ、100 ドルを余裕で切る価格でタブレットが発売されれば、多少は話題になるでしょうから、それなりにネット上で取り上げられているのを目にするはずですが、どうも自分の観測範囲ではそういうものを見た記憶はなく…。
「へぇ、そんなもんもあるんだ」とちょっと調べてみたところ、どうも次のような話の中で出てくるタブレットの価格が 82 ドル/台だということを言っているのではないかと。

インラック前政権が始めたこのプロジェクトはその名の通り、ひとりの子どもに1台のタブレットを渡すことを目標に、タイの小学生1年生を対象に無料配布するものだ(地域によっては中学1年生にも配布される)。初年度はおよそ86万台が配布されたとされる。翌年は170万台と発表されているが、同年の9月ごろから2014年5月まで、プロジェクトを始めたインラック政権に対する反政府デモやクーデターなどでタイは荒れており、結局どれくらいの台数がどこに配布されているのかが不透明になっている。

[From 「全生徒無料配布」を掲げたタイの教育用タブレット配布政策の微妙な現状 | ハーバービジネスオンライン]

プロジェクトの名前も、"One Laptop Per Child" を真似たかのような "One Tablet Per Child" と安易なものですが…。

児童が三行半を突きつける 武雄市のタブレットを利用した反転授業

さて、一昨日のエントリーの続きのようなもんです。

NOBORDER で取り上げられていた武雄市のタブレットを利用した反転授業の件の続報が、今日出てきました。
そこに書かれていたのは、教師、保護者、そして当事者である児童の声。

だが、これまでにも書いてきたように、自慢のタブレット型端末は不良、故障ばかり。いったい、現場の先生、そして子供たちはどう感じているのか、生の声をご紹介する。

[From 武雄市が公立小中校に導入したICT利用教育の破綻した実態③〜現場で噴出する不満の声〜(今西憲之) | NO BORDER - ノーボーダー | 境界なき記者団]

あまりにも酷すぎる実態…

記事の方を読んでいただいたほうが、早いと思いますけど、とにかく酷い状況のようです。

教師からはバッサリ「使えない」と断言され、

ズバリ言いまして、タブレット型端末は邪魔です、何のメリットもない、使えないシロモノです。

[From 武雄市が公立小中校に導入したICT利用教育の破綻した実態③~現場で噴出する不満の声~(今西憲之) | NO BORDER - ノーボーダー | 境界なき記者団]

児童からは「もう飽きてきた」と言われ、

親戚が中学校にいるけど、もっと故障が多いと話していた。
タブレット型端末を使った授業、動かんけん、もう飽きてきた。ママのスマホのように動けば、楽しいけどね。それに、動画もゆっくりで、面白くない。

[From 武雄市が公立小中校に導入したICT利用教育の破綻した実態③~現場で噴出する不満の声~(今西憲之) | NO BORDER - ノーボーダー | 境界なき記者団]

保護者からは、税金の無駄遣いではないかと疑われる。

iPhoneなど古い4とか、5とか。それを再利用するとか、手法はいろいろありますよ。どうして、お金使うことばかりが優先されるのか。

[From 武雄市が公立小中校に導入したICT利用教育の破綻した実態③~現場で噴出する不満の声~(今西憲之) | NO BORDER - ノーボーダー | 境界なき記者団]

タブレット教育の主役は、誰なのだろう?

さて、ある自治体の議員さんが、武雄市のタブレットを使った反転授業(武雄市では、SMILE 学習と呼んでいる)の様子を視察されたそうで、そのことを Faecbook や自身のブログのに載せておりました。

5月28日(木)
引き続き佐賀県武雄市における視察でありますが
午後からスマイル学習について見学しましたので書きます。

[From スマイル学習を視察(武雄市) : 岩倉市議会議員 梅村ひとし 公式ブログ]

さて、この日の授業は、メディアの取材者も同席していたようで、そちらの視点からの授業の様子も記事となって幾つかサイトでも公開されていますし、週刊誌でも取り上げられていますね。

5月28日午後、武雄市の山間にある、市立東川登小学校にはネクタイ姿の男性ら、30人ほどがつめかけていた。
この日は、武雄市ご自慢の、タブレット型端末を使用した、公開授業が実施された。
「最新の授業がどう行われるのか、楽しみだ」
という期待する声の中、3年生と4年生の授業がスタートした。

[From 武雄市が公立小中校に導入したICT利用教育の破綻した実態①~動かないタブレット型端末~(今西憲之) | NO BORDER - ノーボーダー | 境界なき記者団]

議員さんのブログでは触れられていませんが、当日の授業でタブレットを使う段になって、いろいろとトラブっていたようです。

「先生、動かんよ。暗い画面のまま」
「パスワードが入れられん」
とタブレット型端末の不具合を訴える児童が、複数いる。
そのたびに、支援員と呼ばれるサポート役と先生が、児童に駆け寄る。支援員は代替機を膝に置き、タブレット型端末を上下にしたり振ったりと大苦戦。
10分近く、完全に授業はストップしたままで、なし崩し的に終わってしまった。まったくの期待外れ。
 
「こんなのが、ICT教育なんだ」と落胆した表情の視察者もいた。

[From 武雄市が公立小中校に導入したICT利用教育の破綻した実態①~動かないタブレット型端末~(今西憲之) | NO BORDER - ノーボーダー | 境界なき記者団]

そもそも、タブレットを使った授業を視察しに行ったはずなのに、授業の中でタブレットが登場したのは授業の後半…。それも授業の内容についてのアンケートを児童に答えさせるためだけにタブレットを使うというのが「最新の授業」なのか、という感じですが…。
もちろん反転授業なので、自宅に持ち帰らせたタブレットで予習を行ったことが前提での授業となっているのでしょうけど、予習してきた内容に対して先生がコメントとするとか、児童同士でタブレットの画面を見せ合ってあーでもないこーでもないをやったりするのかと思えば、そういうことでもないんですね。(というか、タブレットを使った反転授業、って言葉からのイメージで、てっきりそういうもんだと思っていたのですが…。)

議員さんのブログにも「タブレットならでは」とか「授業中にタブレットを利用して」といった事が書かれていなかったので、授業中にはあまり活用されていないんでしょうかねぇ。

試合に勝っても勝負で負けてる? #武雄市 の小1向けプログラミング教育

武雄市が「小学 1 年生向けにプログラミング教育やります」ってぶちあげた時に、自分は

とにかく、基礎学力となる「読む」「書く」を身につけさせた上でないと、プログラミング学習なんて無理なんじゃないかと思うんですけどねぇ…。

[From 反転授業に花まるにプログラミングだぁ? - Soukaku's HENA-CHOKO Blog]

と書いていたわけですが…。

そのプログラミング教育の公開授業兼成果発表会(作品発表会)が、先日行われたそうです。
授業の様子などは、togetter でもまとめられておりました。

児童の「作品」そのものは出来が良かったようですし、今回判明した問題点だったり課題が共有されれば、今後に活かせる材料となるでしょうね。

担任の先生からは、「1年生には難しい点もあった」、「授業のサポートのための人員が必要」といった話が出て来ているわけですが、

一方で、学級担任の藤瀬澄子教諭は、「ブロックをつなげる作業は1年生には難しく、児童1人ではできなかった。1対1のサポートが必要だった」と語った。今回の授業では、1クラス20人の授業に対して、1年生の学級担任3人を含む6~7人がサポートとして入ったという。

[From 小1へのプログラミング教育、佐賀県武雄市が成果報告:日本経済新聞]

ただ「頭数だけ」揃っていれば良い訳もなく、プログラミングを教えることが出来る人員が複数確保しないといけないわけで、プログラミングの素養のある教員を集めることは、まず無理。どこかの企業に支援を仰ぐにしても金銭面の問題や、正規の授業時間枠では実施出来ない

といったことも考慮しなければいけないようなので、「武雄市のように、わが町でも」と簡単に進められる話ではなさそうですね。

学校では教えてくれない、脆弱性発見時の対応のこと

生業として脆弱性検査をやっていない限り、Web サイトの脆弱性にぶち当たったりすることは、稀なことだとは思うんですよね。
自分も、ずいぶんと長いことコンピュータの仕事に関わってきましたけど、一ユーザとして脆弱性を見つけてしまったことは、後にも先にも以前書いた図書館システムの件だけだったりしますが…。

自分は、富士通のシステムが使われていた頃から、Web での図書の貸出予約が出来るように利用者登録をしていたので、新システム切り替わりと同時にパスワードを変更して使っていたわけですが、新システムに切り替わって 1 ヶ月になろうかという頃、利用者メニューにログインしているときに、ふといや~な予感が…。

[From セッション管理がダメダメな図書館システムを 3 年も前に見つけてしまった顛末 - Soukaku's HENA-CHOKO Blog]

でもって、数日前に見かけた見かけた、こんな話。

さて、この場合、業界人的発想でいけば「指摘してくれて、ありがとう!」的な状況なんですけどね。
例えば、第三者による指摘内容のレベルによって報奨金を支払う、といったことをやっている

2014年6月、脆弱性報奨金制度がスタートしました。弊社パッケージ製品・クラウドサービスの脆弱性を発見し報告いただいた方に謝礼として報奨金をお支払いします。報奨金は1件あたり1,000円から最大300,000円(1件の報告から複数の脆弱性が検出された場合の金額上限は1,000,000円)です。

[From サイボウズ脆弱性報奨金制度|サイボウズ株式会社]

サイボウズのような例もあったりします。(勿論、快く思わない組織や個人がいる場合もありますが…。)

佐賀県教委 福田副教育長の講演を聞いてきました

今日まで、東京ビッグサイトで開催されていた ITpro EXPO 2014 で佐賀県教委の福田副教育長の講演があるということで、聞いてきました。

佐賀県では、現在、教育の情報化の推進を県政の最重要施策に掲げ、全県で「先進的ICT利活用教育推進事業」に取り組んでいます。特に、今年度、県立高校でも全校で学習用PCを導入しました。本事業では、教職員研修と教育情報システムの導入、機器整備を一体的に進めていますが、その状況と今後について、紹介させていただきます。

[From セミナー詳細 - ITpro EXPO 2014:ITpro]

内容自体は、佐賀県教育委員会の佐賀県:佐賀県ICT利活用教育のコレまでの取り組みのページのからリンクされているプレゼン資料「先進的ICT利活用教育推進事業」の現状と今後の取組方針」(PDF)に沿った形のものでした。

佐賀県教育委員会では、ICT利活用教育は学力向上の有効な手段であり、今後の教育を左右する喫緊の課題と捉え、教育の情報化に取り組んでいます。

[From 佐賀県:これまでの取り組み]

ただし、資料自体は随時手直しされいて、今日の公演で使われたものは "Vol.9" となっていたのと、9/8 のクローズアップ現代で取り上げられたのが 4,5月頃だったため、その後の状況をまとめたムービーが講演の冒頭で流されました。
#どちらも一般公開されることを期待したい。

学習者用 PC (タブレット)で物理破損が増加中? #佐賀県

サイトのアクセス統計とか見ててたら、別サイトに張られたリンク経由で、ここを見に来た形跡があったので、リンク元にアクセスしてみたところ、こんな話が載ってました。

強度に問題があるのか取り扱いが雑なのかよくわからないが、キーボードの保証期間は1年間(2015年3月まで)なので、それ以降は修理にいくらかかることになるのだろう?。

一方、不注意による破損の場合は有償修理となる。中には修理に20万円以上かかるとの見積もりになって対応に苦慮するケースもでているそうだ。

学習用パソコンの故障が増加 : mobakiのblog

「あれ?キーボードだけ、保証期間が別だったっけ?」というのは思ったのですけど、活用率は高くないけど每日持ち歩くことが強制されているわけですから、登下校時のちょっとしたトラブルで物理的な破損は発生することは容易に想像できるわけですが、実際に切実な状況も発生している模様で、Yahoo! 知恵袋にも、こんな相談が出てきているという状況…。(これは、リンク元の別エントリーに書いてあったものですが。)

佐賀県の高校生のうちの子がタブレットを落として液晶が破損してしまいました。

佐賀県の高校生のうちの子がタブレットを落として液晶が破損してしまい... - Yahoo!知恵袋

タブレット PC 、液晶割れたら、ただの板ですから、事態は深刻です。
修理費用に20万かかる、と言われたという話なのですけど、調達時に入札業者に提出させている提案書の中に、保証とか保険の項目があったよなぁ、ということで、開示された文書を読み直してみたところ…。

武雄市 × DeNA × 東洋大 = 車輪の再発明をしたいだけ?

以前にも取り上げた、武雄市が小学一年生に向けてプログラミングを教えようという件ですが…。

この度、佐賀県武雄市(佐賀県武雄市/市長 樋渡 啓祐)、株式会社ディー・エヌ・エー(東京都渋谷区/代表取締役社長兼CEO 守安 功、以下DeNA)、東洋大学(東京都文京区/学長 竹村 牧男)は、初等教育におけるプログラミング教育について、共同して実証研究を行うこととなりました。

[From 武雄市×DeNA×東洋大学の3者による産学官連携・実証研究プロジェクトを開始~佐賀県武雄市の小学校1年生向けに2014年10月よりプログラミング教育を導入~ | 株式会社ディー・エヌ・エー【DeNA】]

さて、このプロジェクト、ビジュアルプログラミング言語のベースとして、Scratch を使うということが表明されているわけですが

ビジュアル言語の中にも工業向けなど大人が使うものから色々種類があるんですが、今回は、MITのメディアラボが開発しました、Scratchというプログラミング学習のためのビジュアル言語をベースにした教材にしようと考えています。

[From 川崎修平(DeNA CTO)「プログラミング学習教材のコンセプトとそれに込めた想い」会見 | 公立小学校1年生へのプログラミング教育実施 | CSR活動 | 株式会社ディー・エヌ・エー【DeNA】]

色々と調べていたら、同じを Scratch ベースに Web ブラウザ上でプログラミングできるようにした「プログラミン」というものが、文部科学省の Web サイトで公開されていたのを知りました。

学習者用 PC の調達仕様をチェックしてみる #佐賀県

佐賀県のタブレットの件、え〜っと第何弾だ?というのは置いといて、手に入れた学習者用 PC の調達関連の文書の中から、学習者用 PC の仕様そのものについて記述があるものを中心にチェックしたみました。
今回、チェックの対象にしているのは、次の3つ。

教委情第 435 号と 456 号が、学習者用 PC と同仕様のものを、指導者用に各高校に配備する賃貸借契約分と、一部高校(唐津南、有田工業、鳥栖商業)向けの購入契約分を、総合評価一般競争入札で行うための手続きに関するもので、このうち 436 号は入札実施に向けての公告を行うためのもの、456 号が総合評価一般競争入札を実施するための手続きになっています。
#総合評価一般競争入札 = 総合評価落札方式ってことでいいのかな?

教委情第 456 号の決裁文書中には、前にも書いたとおり、平成 27 年度以降の調達元を決めるだけでなく、平成 26 年度分の調達元を決めるであることも明記されていました。

 今回、学習用PC 賃貸借契約により1,230台、購入契約により626台を調達する。
 この調達により契約を交わした納入業者と、平成26年度新入生が購入する学習用PC (以下、「H26学習用PC」 という。)、約6,800台について、販売に関わる協定を結ぶこととする。
 なお、H26 学習用PCの調達仕様は、基本的に今回の調達仕様と同等(「H26学習用PCに係る仕様書」に示すとおり。)とし、価格については同等以下とする。
 また、平成27年度以降も、毎年4月に新入生が新たに学習用PCを購入する予定であるが、新たに購入するに当たって、特に支障が無い場合は、数年間、今回の納入業者と販売に係る協定を結ぶこととする。

[From 教委情第456号 学習用PC調達に係る賃貸借契約及び購入契約について(伺)〔事前承認〕 ]

改めて学習者用 PC の機器仕様を確認する

学習者用 PC の調達仕様については、教委情第 435 号にあるものが、以降の調達関連の手続きでも使われているようですね。(学習者用 PC 用管理サーバの調達も含んでいたので、その部分は教委情第 435 号以外では削られていますが。)

入札で使われる機器の要求仕様書は、基本的には入札参加者への間口を広くしておけるよう、特定メーカ、特定製品に偏らないような記述をすることが多いわけですが、県が提示した仕様書を見る限りでは特定メーカーが有利になるような記述はないですね。(OS に「 Windows 8 」を指定している点で、 Apple 製品は除外となりますが、まぁそれはそれ、ということでしょう。)
また、生徒全員で共通となる電子辞書までが仕様の範囲内で、それ以外については別調達であることが明記されています。

別表 学習者用端末仕様(1/3):教委情第435号 佐賀県学習用PC調達に係る公告(公報掲載)について(伺)別表 学習者用端末仕様(2/3):教委情第435号 佐賀県学習用PC調達に係る公告(公報掲載)について(伺)別表 学習者用端末仕様(3/3):教委情第435号 佐賀県学習用PC調達に係る公告(公報掲載)について(伺)

クロ現 9/8放送「学びを変える? ~デジタル授業革命~」を追っかけで視聴しました

仕事でドタバタとしていた関係もあって、本放送自体が見れないのは重々承知でそもそも諦めていたんですが、オンデマンドで公開されてからもドタバタを引きずっていた関係もあって、やっと見ることが出来ました。>クローズアップ現代 「学びを変える? ~デジタル授業革命~」

色々興味があって、佐賀県の事例は追っかけているけど、実際に動いているタブレットの画面や授業の様子を見れる機会は、殆ど無いわけだから、テレビでとはいえ貴重な機会なので、出来る限り見る努力をしなくては…。

[From 9/8 放送のクロ現で #佐賀県 の事例が紹介される? - Soukaku's HENA-CHOKO Blog]

パッと見た感じ、中庸な的で「良くも悪くも、対応次第」というような感じだったなか、というのが個人的な感想。良い点悪い点、両方がバランスよく取り上げられていたと思いますし、現状の整理も自分の認識と大きく離れてなかったなぁ、と。

佐賀県の事例は…

番組の前半が、事前の情報通り佐賀県の事例でしたね。
教師の掛け声でタブレットを取り出すも「教材がダウンロードできてない」といったバタバタが映ってましたが、そのことを考えると時期的には 4 月後半から 5 月にかけてのあたりに取材が入っていたのかな?(生徒の服も夏服ではなかったし)。

いざ使おうとして、動かないとか、教材がインストールできてない、といったことが発生すると、学習そのものの意欲も削がれてしまうでしょうし、タブレット使うこと自体にストレスを感じてしまうことになるのですから、そのあたりはシステム面をしっかりしないといけないということではないかと思います。

9/8 放送のクロ現で #佐賀県 の事例が紹介される?

色々と書いていると、時々自分の知らない情報を教えていただいたりすることがあるわけですが、佐賀県への情報公開で文書を入手したことを紹介したエントリーに

9月8日のNHK総合テレビ「クローズアップ現代」で、佐賀県で行われているICTが紹介されるそうです。

[From 学習者用パソコンの調達関連資料を入手しました #佐賀県 - Soukaku's HENA-CHOKO Blog]

というコメントを頂きました。

早速コメント内にある URL からサイトをチェックしてみたところ、番組に関するエントリーがあり、そこに佐賀県のことが書かれていたので、やはり取り上げられるようですね。

今、子供の学力を大幅に向上させるとして、急速に教育に導入されているICT(情報通信技術)。今年佐賀県では、全国で初めて県立高校の新入生「全員」にタブレット端末の購入を義務づけ、デジタル教科書と電子黒板を用いた双方向の授業を開始しました。

[From NHK for School:NHK | 番組紹介 | クローズアップ現代「子供の"やる気"が変わる?~タブレット導入に揺れる学校現場~」 (9/8)]

せっかく紹介してもらったのに仕事の関係で見れないかも〜、と思ってたらクローズアップ現代のページでは放送後のもは、一部 Web 経由で見ることが出来るようなので、最悪はそっちを見ればいいかなぁ〜。
#再放送も見れるか微妙な感じだしなぁ。あとは、NHK オンデマンド?

色々興味があって、佐賀県の事例は追っかけているけど、実際に動いているタブレットの画面や授業の様子を見れる機会は、殆ど無いわけだから、テレビでとはいえ貴重な機会なので、出来る限り見る努力をしなくては…。