こんな運営で大丈夫か? グッドデザイン賞編 #たけお問題

何らかの形で、武雄市が絡む or 武雄市に絡む と、非常に残念な実態が暴露されてしまうというのが、イロイロと続いているわけですが、新たにグッドデザイン賞の権威が地に堕ちたと言っても良いのではないかと思われる事実が判明したようです。

そもそもは、有志が開示請求をしていた武雄市長印の利用状況に関する資料が開示されたのが、事の発端。


上の tweet の前に届いた資料にざっと目を通した時点で、


ということだったそうですが。

今年度のグッドデザイン賞の発表は、サイトに有る通り、2013年10月1日。

グッドデザイン賞を主催する公益財団法人日本デザイン振興会は、10月1日に2013年度グッドデザイン賞の受賞結果を発表しました。

[From 受賞結果概要 | 2013年度 | グッドデザイン賞受賞概要 | これまでの活動 | Good Design Award]

公開されている情報や、情報公開請求で判明している事実を時系列で並べてみるとこんな感じ…。


日付公式スケジュール武雄市(含むCCC)の動き
2013/4/132013年度分応募開始 
2013/6/12応募受付締め切り 
2013/6/19応募申込書の提出締め切り 
2013/6/20〜7/11一次審査期間 
2013/7/12一次審査結果通知 
2013/7/12〜7/19応募同意書の提出締め切り 
2013/7/20~9/9二次審査期間 
2013/8/9 武雄市教育委員会によるグッドデザイン賞応募の起案書決裁 (リンク先はPDF)
2013/8/21〜8/23二次審査・現品審査 
2013/8/31 CCCにてグッドデザイン賞二次審査料(推薦応募)計上 (リンク先はJPEG)
2013/9/10二次審査結果通知 
2013/9/10〜9/20受賞者情報・受賞展の展示情報確定 
2013/10/1受賞発表、グッドデザイン・ベスト100及び大賞候補発表 
2013/10/3 グッドデザイン賞応募申込書への公印押印日
2013/10/24 CCCにて2013年度グッドデザイン賞受賞展出展料計上 (リンク先はJPEG)

とにかく、武雄市としてのアクションが、起案文書自体が一次審査が終わったあとに処理されてるとか、応募書類への公印押印までに更に2か月かかってるとか、審査料の支払いに関する書類はCCCの社内書類しかなくて名義だけ貸したのかとか、突っ込みどころ満載です。
さらに、応募書類不備ということで応募すら受け付けつけてもらえなくても当然なんじゃないかとか、正式な応募書類が出てなくても金賞獲れるなんて公正な審査してないんじゃないかとか、グッドデザイン賞自体にもいろいろと疑念を抱かせるには十分な事態でもあるような気がします。
#まぁ、企業やデザイナーの側からの申し込みだし、申し込み側で審査料負担だし、2013年の審査対象数3,400件に対して受賞件数1,212件、ってのもなんだかなぁという気もしますが。


この件に関しては、開示請求者もブログにエントリーしていますので、そちらもご覧ください。

公印を押したのが10/3なのにどうして、グッドデザイン賞を受賞できるのでしょうか?こんないい加減な状況で、「武雄市図書館・歴史資料館」がBEST100どころかグッドデザイン金賞(経済産業大臣賞)ですよ?

[From 武雄市役所は時空が捻れています | 海馬への境界線]

そもそも、武雄市図書館・歴史資料館の改装計画の中にグッドデザイン賞応募というのは織り込まれていたのだろうし、応募の流れとかは判っていたはずなので、ちゃんとスケジュールに間に合うように手続きできたはずだと思うのですけど、どうしてこうなった?という感じしかしないですね。(箔をつけようとしたのに、結果的には賞自体にも泥を塗るような状況になってしまったという…。)
考えられる線としては、「あらビックリ、グッドデザイン賞もらっちゃいました〜。」みたいなことやりたかったもんだから、意図的に手続きをサボった、ってとこでしょうかねぇ。だって、期日通りに手続きしてたら、書類が残るから情報公開請求で判明して隠せませんもの。

まさか、「CCCが勝手に応募した。二次審査受けられるというから仕方なく事務手続きした。」なんてことはないと思いたいところですが…。

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