撮影するのは良いんだけどさ

この三連休は、実家でのんびりと過ごしてきた。といっても、ゴロゴロしていただけなので、普段の休みと何ら変わりがなかったという気がしないでもないんだけどね。

朝からビール!
寂しくなった黒磯駅

今回は、妻と子供達は先行して木曜から行ってしまったので、行きはオイラひとり。ということで、新幹線を使わずに在来線を乗り継いで行くことに。
金曜日、上野発7:58の宇都宮行きに乗り、朝っぱらからビール飲んで、本読んで、とのんびりモード。宇都宮で1回目の乗り換えをしたんだけど、なんかがっしりした三脚を持った乗客が乗り継ぎ列車待ちしているのがチラホラ。なんぞあるんかねぇ、と思いつつ、宇都宮から黒磯に向かい、黒磯で2回目の乗り継ぎ。

黒磯に着いて「すっかり寂れた感じになったなぁ〜」と感傷に浸りつつ乗り継ぎ待ちしていると、カメラと三脚を抱えてたり、双眼鏡を持っていたりする人が、やっぱり目立つ。
なんなんだろうなぁ、と考えていたら、乗り継ぎの電車が来たので、それに乗車。初動しくじって、座ることが出来なかったのだけど、先頭車の運転席の斜め後ろに立つ場所を確保。そこで本を読みつつ、時折車窓を流れる風景に目をやると、沿線でカメラ構えて何かを待っている人の姿が。「やっぱり、何かマニア受けするような列車走るんだな〜」と思いつつ、妙に引っ掛かることが・・・。


それは、線路にめちゃくちゃ近い位置で三脚構えている人が多いということ。
酷いのになると、バラスト(っていうんだっけ)の切れ目ギリギリの位置で構えてたり・・・。感覚的に言ったら、車両から2mも離れていないんじゃないかと思うぐらいの位置ですよ、それって。しかもそれが、比較的スピードの乗っているであろう直線部分でのお話だったりした訳で・・・。
「近づけば、迫力のある写真が・・・」という気持ちがあるのかも知れんけど、列車に乗っている側から見たら、走行中の列車に触れちゃうんじゃないかと思うほど近いアングル。そんなアングルからの撮影は、マナー的にいかがなもんなんでしょう?
素人目には非常に怖かったです。

そういえば以前にも、

このニュースについては、日曜日にネットのニュースでも記されていますが、中身は60代の男性が線路上に寝そべって撮影し、警官から注意を受けたというものでありました。で、番組の中では「緊急停止するとは思わなかった」と述べた男性の弁解も紹介されており、正直唖然とした次第です。

mattoh: SL列車が緊急停止

というようなコトもあったし、ちょっと調べてみたら実際に重大な事故になってしまったこともある模様。

あとで判ったのだけど、金曜日って、

上野と青森を結ぶ初の特急列車として知られた「はつかり」が20日、1日限りの復活運転をする。

北海道内は気動車に乗り換え網走まで約1600キロの鉄路を走破するツアーとしてJR東日本が販売。全行程約35時間の長旅だが、5倍超の競争率をくぐり抜けたファン320人が乗り込む。運転当日は沿線もカメラの放列ができそうだ。

583系で...特急「はつかり」1日限定復活(社会) ― スポニチ Sponichi Annex ニュース

てのが走ったのね。そりゃ、マニアが写真撮ろうと集まるわけだよな〜。

だからと言って、危険を犯してまで撮影をして良いというわけではないし、極一部のマナーの悪いマニアの行動が事故に繋がれば、今後企画されているであろうイベント列車、企画列車の運行計画を中止させてしまう原因になりかねないわけだから、よく考えて行動して欲しいモンです。

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