武雄市が「小学 1 年生向けにプログラミング教育やります」ってぶちあげた時に、自分は
とにかく、基礎学力となる「読む」「書く」を身につけさせた上でないと、プログラミング学習なんて無理なんじゃないかと思うんですけどねぇ…。
[From 反転授業に花まるにプログラミングだぁ? - Soukaku's HENA-CHOKO Blog]
と書いていたわけですが…。
そのプログラミング教育の公開授業兼成果発表会(作品発表会)が、先日行われたそうです。
授業の様子などは、togetter でもまとめられておりました。
武雄市プログラミング教育公開授業(児童の作品発表会)の連ツイまとめ - Togetterまとめ http://t.co/cNB9TZtIiu
— Kazuhiro Abe (@abee2) 2015, 2月 12
児童の「作品」そのものは出来が良かったようですし、今回判明した問題点だったり課題が共有されれば、今後に活かせる材料となるでしょうね。
担任の先生からは、「1年生には難しい点もあった」、「授業のサポートのための人員が必要」といった話が出て来ているわけですが、
一方で、学級担任の藤瀬澄子教諭は、「ブロックをつなげる作業は1年生には難しく、児童1人ではできなかった。1対1のサポートが必要だった」と語った。今回の授業では、1クラス20人の授業に対して、1年生の学級担任3人を含む6~7人がサポートとして入ったという。
[From 小1へのプログラミング教育、佐賀県武雄市が成果報告:日本経済新聞]
ただ「頭数だけ」揃っていれば良い訳もなく、プログラミングを教えることが出来る人員が複数確保しないといけないわけで、プログラミングの素養のある教員を集めることは、まず無理。どこかの企業に支援を仰ぐにしても金銭面の問題や、正規の授業時間枠では実施出来ない
正規の授業ではプログラミングできないので放課後に。川崎さんも教員免許がないから。
— Kazuhiro Abe (@abee2) 2015, 2月 12
といったことも考慮しなければいけないようなので、「武雄市のように、わが町でも」と簡単に進められる話ではなさそうですね。
アイヴァーン 返信
“ものづくりの楽しさや論理的思考力、想像力を育む狙い。” - https://archive.today/psoU9#selection-955.129-955.155 - からすれば,東洋大松原教授?とやらの暫定評価はその一端である「ものづくりの楽しさ」を実感してもらうことができていたとしても,「論理的思考力、想像力を育む」ことができたか否か?は評価し得ないでしょう。
なぜならば,従前の状況がどうであったのか?の考察など見かけた記憶もなく,プログラミング授業の成果を測りえないのですから…。