tunnelbroker.net の IPv6 トンネルサービスで SMTP が使えるように

ということで、何度かのメールのやり取りを経て、無事 IPv6 での SMTP が使えるようになったので、簡単に経緯だけ書いておく。

「解除して欲しかったら、メールで状況教えてくれ。(意訳)」とあったので、とりあえずメールを送って返事待ちの状況。
#どうなったかは、また別のエントリーで。

[From フィルタされてた IPv6 での SMTP ポート - Soukaku's HENA-CHOKO Blog]

まぁ、おおよそ以下の通り。ちょっと脚色はしてあるけど

  • he.net < SMTP 、フィルタされてるのを解除して欲しいんだが。
  • he.net > 解除して欲しくば、まずは Certification をすべて終わらせて Sage になれ。話は、それからだ!
  • 〜〜 Certification を全部クリア 〜〜
  • he.net < Sage になったぞ。確認してくれ!
  • he.net > OK! 確認した。解除の手続きする!

と、いう流れでした。

「解除の手続きする」ってメールもらってから、30 分ほどでフィルタが解除されたようで、外部への SMTP 接続が IPv6 でも行われるようになったことも確認済み。
多分、 Certification を全てクリア出来てさえいれば、SMTP に対するフィルタの解除には、 1 日もかからないのではないかと思います。
#全部クリア出来てなかったので、そこで 1 日使っちゃいましたしね、自分の場合。


gmail での MX に向けて nmap で確認すると、 IPv6 でのSMTP は open になってますし、ログでも IPv6 での送信が出来ているので問題はなさそうです。

nexus01:~# dig gmail.com MX

; <<>> DiG 9.9.5-10-Debian <<>> gmail.com MX
;; global options: +cmd
;; Got answer:
;; ->>HEADER<<- opcode: QUERY, status: NOERROR, id: 53440
;; flags: qr rd ra; QUERY: 1, ANSWER: 5, AUTHORITY: 0, ADDITIONAL: 1

;; OPT PSEUDOSECTION:
; EDNS: version: 0, flags:; udp: 4096
;; QUESTION SECTION:
;gmail.com. IN MX

;; ANSWER SECTION:
gmail.com. 262 IN MX 30 alt3.gmail-smtp-in.l.google.com.
gmail.com. 262 IN MX 20 alt2.gmail-smtp-in.l.google.com.
gmail.com. 262 IN MX 5 gmail-smtp-in.l.google.com.
gmail.com. 262 IN MX 10 alt1.gmail-smtp-in.l.google.com.
gmail.com. 262 IN MX 40 alt4.gmail-smtp-in.l.google.com.

;; Query time: 2 msec
;; SERVER: 127.0.0.1#53(127.0.0.1)
;; WHEN: Fri Jul 17 22:52:50 JST 2015
;; MSG SIZE rcvd: 161

nexus01:~# nmap -Pn -p25 -6 gmail-smtp-in.l.google.com.

Starting Nmap 6.47 ( http://nmap.org ) at 2015-07-17 22:59 JST
Nmap scan report for gmail-smtp-in.l.google.com. (2404:6800:4008:c02::1a)
Host is up (0.066s latency).
rDNS record for 2404:6800:4008:c02::1a: tg-in-x1a.1e100.net
PORT STATE SERVICE
25/tcp open smtp

Nmap done: 1 IP address (1 host up) scanned in 0.39 seconds

IPv6 Certification Badge for Soukaku

参考までに、 he.net が用意している Certification は、 IPv6 を含むネットワークに関する知識を、レベル分けしてチェックしてくれるというもので、基本的には設問に対して用意されたいくつかの選択肢の中から正解を選んていくという形式。

Certification はクリアしたレベルごとに Score が加算されてゆき、 Sage までのレベルを全てクリアした時には Score は 800 になります。
この Score 、ユーザ情報のところで T シャツをオーダーすると +100 、 traceroute6 や ping6 などの結果を報告していくと、それぞれの報告項目ごとに +1 と加算され、最高で 1500 になる模様。
#自分は、まだそこまでいってませんけど。あ、 T シャツはオマケなのかカード情報などの入力は求められてません。

Certification 自体は、トンネルサービスの利用とは関係なくできるようなので、興味のある方はチャレンジしてみてはいかがでしょう?

とりあえず、トンネル接続ですけど、これで IPv6 ライフを満喫できそうです。

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