Debian GNU/Linuxをインストールしてみる:インストール編(3)

ディスクのパーティショニング - 今のパーティション情報を削除

16 Partman-Auto Init Automatically Partition 0-1 17 Partman Choose Partition 0-2
18 Partman Confirm New Label 0-1 19 Partman Choose Partition 1

Debianアーカイブのミラーの設定に続いて、自動的にPCに搭載されているディスクの認識がおこなわれ、正常に認識されると、ディスクのパーティションを設定する画面が表示されます。

インストーラお任せのパーティショニングという手もありますが、ここでは自分でパーティションを割り当てるので、“手動”を選択して、次に進みます。
Windows等がインストールされていたディスクを使っていると、右の画像のように、既存のパーティションテーブルが表示されてます。そのままパーティションテーブル使ってもいいのですが、ここでは一旦すべてのパーティションテーブルを削除したいので、“IDE1 マスタ (hda)”という行を選択して次に進んで、「新しい空のパーティションを作成しますか?」で“はい”を選択して次に進みます。
すると、先ほどまで表示されていたパーティションテーブルが削除され、ディスク全体が一つの空き領域として設定されます。新しいまっさらなディスクへのインストールの場合には、この状態で表示されるので、前のステップは必要ありません。


ディスクのパーティショニング - 新しいパーティションを作る

さて、空き領域を確認したら、実際にパーティションを作成していきましょう。
パーティションの割り当てですが、先に決めたとおり、

  • ルートパーティションに20GB
  • swapに1GB
  • /varに20GB
  • /homeに残りすべて

とするので、まずはルートパーティションから作成していきます。
パーティションを作る流れは、次のようになります。各画面の上に部分に、入力する値や選択肢に関する説明があるので、それも参考にしながら進めていきます。

  1. “> 基/論 xxx.xGB 空き領域”という行をダブルクリック
  2. 「空き領域の利用方法:」の中から、“新しいパーティションの作成”をダブルクリック
  3. 「新しいパーティションのサイズ:」で作成したいパーティションの容量を入力
  4. 「新しいパーティションのタイプ:」で“基本パーティション”をダブルクリック
    • パーティションが4分割までの場合は、全て“基本パーティション”
    • パーティションを5分割以上にする場合は、最初の3つは“基本パーティション”とし、残りを全て“拡張パーティション”に
  5. 「新しいパーティションの場所:」は“先頭”をダブルクリック
  6. 「パーティション設定:」で、各設定項目の詳細が表示されるので、設定値が問題なければ“パーティションのセットアップを終了”をダブルクリック
    • スワップパーティションを作成するためには「利用方法:」をダブルクリック
    • マウントポイントを変更するためには「マウントオプション:」をダブルクリック
  7. パーティションの設定を続けるために、1.に戻る
  8. 全てのパーティションを設定したら、設定をディスクに反映する

という流れになりますが、6.にもあるとおり、スワップパーティションを作成したり、マウントポイントを任意に変更したい場合には、それぞれ操作が必要となります。

ディスクのパーティショニング:空き領域の利用方法 ディスクのパーティショニング:新しいパーティションのサイズ ディスクのパーティショニング:新しいパーティションのタイプ ディスクのパーティショニング:新しいパーティションの場所 ディスクのパーティショニング:パーティション設定

ディスクのパーティショニング:このパーティションの利用方法 ディスクのパーティショニング:パーティションの設定(スワップ)

「利用方法:」という項目では、使用するファイルシステムを設定します。デフォルトはext3が選択されていますが、これは任意で変更することが可能です。スワップ領域を作る場合は、「利用方法:」をダブルクリックした後に表示される画面の「このパーティションの利用方法:」の中から“スワップ領域”を選択します。

ディスクのパーティショニング:パーティション設定(マウントポイント変更)

「マウントオプション:」では、作成したパーティションをファイルシステム上のどこにマウントするのかを設定することが出来ます。これも、「マウントオプション:」をダブルクリックすると、指定できるマウントポイントの一覧が表示されるので、その中から選択します。もちろん、手入力でマウントポイントを細かく指定することも出来ます。

ディスクのパーティショニング:パーティショニングの終了

必要なパーティションの設定が終わったら、“パーティショニングの終了とディスクへの変更の書き込み”をダブルクリック、確認画面にある“はい”を選択して続けるボタンを押すと、ディスクへのパーティションの作成と各パーティションのフォーマットが実行されます。

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