規制も必要かも知れないけど、教育も重要でしょうに

「子供にとって、携帯は悪」という論調で語られることが多いわけだけど、携帯電話自体が悪いわけではなくて、その使い方(使われ方)が問題なわけで、正しい(と思われる)使い方を教えないままにしてしまうというのは、どうかと思うし、そういう意見も見かけることがある。
大人ですら、正しい(と思われる)使い方が出来ていない人を見かけることの多い現状では、子供に教えるというのも難しいのかも知れないけどね。

個人的には「学校への持ち込み禁止」ということについては賛成。これは、登校したところで預けて、下校時に返却にすれば良いと思う。
ただ、学校への持ち込み禁止しても、いわゆる「ネットいじめ」が無くなるわけでもないと思うし、教育を果たす役割というのは依然として残っているのではないかと。


携帯電話にしてもパソコンにしても、「ネットにアクセスする」と色んなところに記録が残ること、その記録を丹念に辿れば誰がやったということを調べることが可能なことを教えるだけでも、ネットいじめに被害は減らせるのではないかな?
「ネット経由なら判らない」というように考えている子供が多いとしたら、「ネットをいじめの手段」にすることに関しては抑止がかかるかも知れないわけで・・・。
#掲示板への殺害予告の書き込の犯人逮捕、ってのをよくニュースで目にするけど、あれバレないと思ってるんだろうか。

学校で教えるには教える側の知識が不足しているというのなら、保護者や企業の手を借りるという手もあるでしょう。保護者の中には、IT企業に勤めているとか、趣味でだけど詳しいとか、って人が居る確率は0%でない学校も結構あるんじゃないかなぁ〜。(特に、都市部は多そうだ。)
#もし、学校から協力を求められたら、自分は協力したいな。そもそも、そういう方面に興味がないわけではないし。

勿論、そういうことが難しい地域というものあるだろうから、行政が協力先を探して体制を整えることも必要になるでしょう。

知り合いが書いていた

ケータイを敵視していて,ほんとうに子供のためになるのだろうか?
1月21日京都新聞朝刊の9面は「ネットいじめ」の特集だった。そこにかかれていた,この部分がとても印象的だった。携帯を敵視していては解決できないと強く思った。

・・・携帯電話も没収したが,生徒らはすでに電話機からICカードを抜き取っていた。カードには契約者情報が記録されていて,同じ携帯会社の電話機にはめ込めば,それまで同様,ネットへの書き込みやメールができる。五人は悪びれもせず,そのことを「裏サイト」で暴露,学校側の知識不足をあざ笑った。

落伍弟子のブログ : 日本人は「日本のケータイ」の価値を理解しているのか?

というのを見て思うのは、抜け道を探すのは子供の方が上手だったりするということ。(今も昔も、これは変わらないでしょう。)
そういう意味でも、頭ごなしに「ダメ」とやるのではなく、ちゃんと「これはダメ」、「ここから先は危ない」というのを教えていかないとダメなんだよなぁ、きっと。

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