nutの設定を見直す

以前、apcupsdに換えて導入したnutですが、どうもアップデートしたタイミングで起動しないままに、一週間ほど放置してしまっていたようで、muninでステータスを書かせていたグラフに線が描かれていなくて、やっと気が付いたという・・・。

で、調べてみたら、設定ファイルの書式が一部変わったらしく、そのせいで起動していなかったということがわかったので、前回からの設定の変更点を残しておきます。


nutの設定で変わったところ

バージョンアップがらみで、変更したファイルは、次の二つ。

  • /etc/nut/upsd.conf
  • /etc/nut/upsd.users

大幅に変わったのは、upsd.confで、前回書いた内容が不要になって、パッケージデフォルトのモノに置き換え。

upsd.usersの"allowfrom"行が不要なので、コメント化。

eswat2:/etc/nut# diff -u upsd.users~ upsd.users
--- upsd.users~ 2009-02-23 21:44:11.000000000 +0900
+++ upsd.users  2009-11-04 23:25:24.000000000 +0900
@@ -1,4 +1,4 @@
 [monmaster]
   password = cxp00223
-  allowfrom = localhost Network-LOCAL Network-GLOBAL
+#  allowfrom = localhost Network-LOCAL Network-GLOBAL
   upsmon master

で、/etc/defaults/nutが無くなって、新しく/etc/nut/nut.confという設定ファイルが出来たので、それを修正。

eswat2:/etc/nut# diff -u nut.conf~ nut.conf
--- nut.conf~   2009-11-05 23:13:46.000000000 +0900
+++ nut.conf    2009-11-05 23:14:59.000000000 +0900
@@ -24,7 +24,7 @@
 #   to security concerns.
 # - netclient: this mode only requires upsmon.
-MODE=
+MODE=standalone
 # set upsd specific options. use "man upsd" for more info
 UPSD_OPTIONS=""

"MODE"行に、UPSをどういうモードで動かすのかを記述しないとnut関連のdaemonが起動しないので、とりあえず"standalone"で起動。
ここを書き換えれば、Network UPS化も出来るようなので、その点はもう少し調べてから、ということで。

あとは、"/etc/init.d/nut start"で起動してあげればOK、となります。

#ただ、ウチでは、nut起動前にUPSとサーバを接続しているUSBケーブルの抜き差しをしてから、nutを起動しないと上手く起動してくれないという不具合があったり・・・。

トラックバック(0)

コメントする