IPv6 トンネル接続の接続先変更

前のエントリーで、まったく Feel6@DTI に触れることなく終わってましたね。

ということで、どーにかせにゃならんのだけど、トラブル続きだったgogoNETに戻るのもなんだしなぁ…。
#一番いいのは、Editnetが対応してくれることなんだがなぁ。

[From FB Feel6接続サービス 終了のお知らせと feel6@DTI - Soukaku's HENA-CHOKO Blog]

で、結局、Hurricane Electric が提供している Free IPv6 Tunnel Broker サービスを使うことにしました。いけるトコまではケチケチ・モードで無料で使えるトコロでやっていこう、ということで…。

まずは、Sign up

とにかく、Sign up しないと始まらないので、さくっといきます。
アカウント、連絡先となるメールアドレス、名前、住所などを入力して regist するとメールが送られてくるので、そのメールにある仮パスワードを使って、サイトにログイン。

ログインしたら、イの一番でパスワードを変更。
それが終わったら、画面左のメニューに有る "Create Regular Tunnel" のリンクをクリックして、トンネルの設定を行う画面に行きます。

Create Regular Tunnel をクリック

画面が変わると、トンネルの接続元となるネットワークのアドレス(IPv4のね)の指定と、接続先の選択が出来るようになるので、IPアドレスを入力。
入力したアドレスの接続性の確認が出来ると下の画像のように、緑のバナーが出るので、あとは接続先(日本があるのが有難い)を選択して、画面の下にある "Create Tunnnel" ボタンをクリックして、少し待つと接続に必要な情報が表示されます。

トンネルの接続元と接続先を指定

で、これがトンネルの詳細情報。
ここに記載されているアドレス情報を使って、トンネル接続の設定をしていくことになります。この画面が表示されたタイミングで、設定さえすればトンネルが生成できて、IPv6でのアクセスも出来るようになっています。

割り当て情報の詳細

ちなみに、1アカウントでトンネルは 5 本まで設定できるし、必要であれば各トンネルごとに /48 のアドレスブロックを割り当ててもらえるのも有難い。/48 のブロックがほしいのであれば、画面の真ん中辺りにある ”Assign /48” のリンクをクリックすると /64 のブロックとは別に割り当てが行われます。

Vyatta の設定

で、今回は Vyattaで組んでいるルータからトンネル接続させてみたかったので、そちらも設定。

設定パラメータは、Tunnel Details の "Example Configurations" タブをクリックして表示される画面で自動生成してくれるので、とっても楽ちん。
画面が切り替わったら、"Select Your OS" とあるプルダウンメニューから、設定したい機器の OS を選択すると、そのプルダウンの下にあるテキストボックスに割り当てたれたアドレスが反映された状態での設定が表示されるので、その通りに設定を行えば OK 。
Windows などは画像つきで設定方法が表示されるけど、テキストとして表示されるものは、表示されているテキストをコピーして、機器のコンソールでペーストするだけで設定完了。

Vyattaの設定を自動生成

ここまでで、しくじっていなければ、Vyatta からは ping6 や traceroute6 を使って、IPv6 アドレスを持つサイトへのアクセスが行えることが確認できるはずです。あとは、ルータの内部ネットワーク向けのインターフェースに対して、IPv6 アドスを割り当てておけば、Vyatta としての設定は完了。
ここで使うアドレスは "Routed IPv6 Prefixes" の部分に表示されているものなので、その点に注意。(実は、ちょっとハマった。)

サーバとクライアント

サーバは、Debian で動いているものなので、ifconfig コマンドで任意の IPv6 アドレスを設定。コレも複数のネットワークにつながっているのであれば、それぞれにアドレスを割り当てます。
クライアントに関しては、サーバで動いている radvd の設定ファイル中の IPv6 アドレスの記述を新しく割り当てられたものに合わせて修正、デーモン再起動でRAでのアドレスが割り当てられる、と。

割り当てがすんだら、 ping6 なり traceroute6 なり、ブラウザで IPv6 使っているサイトを見に行くとかして、ちゃんとアクセスが出来ているかを確認して、問題なければ完了。細かい所では、apache やら postfix やらの設定で、IPv6 アドレスで書いてある部分があったら、それの修正も忘れずに。

使い始めて丸一日というところですが、今のところ問題は無さそうです。コレで暫くは安泰です。

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