zabbix-sender で "いいね" の増加状況をグラフ化してみる #zabbix #SG問題

時々書いてる、武雄市図書館界隈の話に関連しているんだけど、発案者本人が「ねずみ講みたいなもん」と言って憚らない 自治体通販を謳う F B良品 が 、9月から FaceBook の「いいね」の数だけは 400 万をゆうに超えてるのに、事業実態が不透明な上に、他人の権利まるで無視というよくわからないファッションブランド satisfaction guaranteed と組んで海外進出するんだそうだ。
#詳しい話は、最後の方にリンクするサイトを参照してくださいな。

で、「そもそも、この 400 万超の「いいね」も「金で買ってるんじゃねぇ?」的な話もあったり、他のサイトからの画像を細々と転載してるだけで商品もないのに、「いいね」だけは少しづつ増えていっているのはおかしいよねぇ、ってことで有志が定期的に「いいね」の値を取ってきてツイートするボットを

作ったりしているのを見て、「値が取れるなら、グラフに出来るよねぇ」ってことで、Zabbix を使ってやってみた次第。
#変なことをモチベーションにしてるなぁ、とは自分でも思いつつ。


値をとってきて、Zabbix に送りつける

まず、値を取ってくるところから。
FaceBook の「いいね」は ”https://graph.facebook.com/xxxxxx/” というURLにアクセスすると、

コマンドラインで ”GET https://graph.facebook.com/xxxxxx/” を実行

JSON形式でレスポンスが返ってくるので、この中にある "Likes" の後ろの値を拾ってくれば OK 。

で、コレをスクリプト化したのが、下のやつ。

$ more bin/SG_likes_count.sh
#!/bin/bash
/usr/bin/wget -q https://graph.facebook.com/476805795211/ -O /tmp/SG_likes.txt
/usr/bin/zabbix_sender -z 127.0.0.1 -p 10051 -s graph.facebook.com -k SG.likes -o $SG_cnt

とりあえずなので、かなり力技的な事やってますが…。(ホントは、Perl あたりで、ちゃんと JSON 形式のデータとして扱うようにすればスマートに出来るんだろうな、というのは判る。)
取った値は、最終行の zabbix-sender コマンドで、任意の サーバに送りつけるということをやってます。"-z 127.0.0.1 -p 10051" で 送りつける先になる Zabbix サーバとそのポートを指定、"-s graph.facebook.com -k SG.likes" の部分が値を保持するためのホスト名とアイテムのキー、最後の "-o $SG_cnt" が取得してきた値、という構成。

これで、準備OK

送りつけられた値をグラフにする

で、送りつけられてきたものを受け取る側を準備します。
これは、適当なホスト名でホストを登録して、そこにアイテムを作って行くことになります。タイプは「Zabbix トラッパー」で、キーは zabbix-sender の -k オプションで指定したものと合わせてください。

アイテムの設定

ホストとアイテム側の設定が終わった状態で、 zabbix-sender を実行してみて

$ zabbix_sender -z 127.0.0.1 -p 10051 -s graph.facebook.com -k Likes.TakeoLibrary -o 0
info from server: "Processed 1 Failed 0 Total 1 Seconds spent 0.000176"
sent: 1; skipped: 0; total: 1

"info from server: " の行の ”Processed” の後ろが 1 であれば処理成功。 "Failed" が 1 だったら処理失敗なので、アイテムの設定とスクリプト側の設定を見直しましょう。

問題が無くなったら、スクリプトを crontab で5分おきなり10分おきなりで実行するようにしておいて、値がとれていることを確認したら、グラフを設定すれば完了です。

いいね の増加推移グラフ

最新状態は、こちらからどうぞ。

で、おまけ

で、まぁ、このデータを蓄積していって、記事投稿があったタイミングと「いいね」の増加数に関係はあるのか、といったのをチェックしていくわけですが〜。
ホントなら、何か投稿されたのに対してアクションとして「いいね」が付けられるのであれば、グラフの線がその様に描かれると予想はしているのだけど…。

とりあえず、このエントリーをきっかけに、武雄市周辺のことに興味を持たれた方は、下に挙げたリンクを参照されることをおすすめします。

やはり、武雄市関連の諸問題に関しては外せないのが、ここ。

あまりにも、問題が多すぎてそれにリンクするように項目数が多くいますが、まずは一緒にあげてあるサブカテゴリーから見ていただければよいかと。

そして、Webマーケティングの観点から、FB良品の問題点をわかりやすくまとめてくれている ヒマラヤテツ 氏のブログから。

で、最後に自分が書いたものも上げておきます。

「自分には、カンケーネー」とか思っていると、いつの間に自分のトコの首長や地方議会議員が「武雄市をモデルに!」と言い始めかねないので、よ~くチェックをしておいたほうがいいと思いますよ。

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さて、このグラフ。自治体形通販サイトのブランドの元締めの JAPAN satisfaction guaranteed のFacebook ページに付けられ... 続きを読む

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