急がば回れ、とは申しますが… #JAPANsg #たけお問題

JAPANsg に関しては、いろいろと残念な部分が多いわけですが、その中でこんな tweet 。

日本 Facebook 学会総会と称して公費も投入してお誕生会やったんじゃないか疑惑があって、その疑わしさを示す資料なんですが、そのことは今回の本題ではないので、置いておく。

で、引用した tweet からリンクされている PDF のうち、決算書の方をよく見てみると…。(上が平成23年度、下が平成24年度。)

決算書p.6 平成23年度の支出額(一部) 決算書p.3 平成24年度の支出額(一部)

どちらも「システム開発・運営費」という項目があって、そこの適用の部分を見ると「F&B良品」の名前が踊ってますね。
この「武雄市物産まつり実行委員会」という組織については、下記のサイトに有るリンクから規約やら、規約から抜き出された実行委員会の目的が読めるので、それを見てみたわけですがね。

ちなみに物産まつり実行委員会の規約はこれ(https://drive.google.com/file/d/0B3OZKzL6x78xeUZ4ZHBwLXhEZVk/edit?usp=sharing)
第1条 ふるさと武雄の産業や文化等を県内外に普及、宣伝を図り、もって商工、農業等の調和ある発展と地域経済の活性化に寄与することを目的として、武雄市物産まつり実行委員会(以下「委員会」という。)を設置する。

第2条 委員会は、前条の目的を達成するため、次の事業を行う。
(1)武雄ブランド商品の販路開拓及び販売促進に関すること。
(2)武雄ブランド商品の広告と宣伝に関すること。
(3)武雄ブランド商品の開発に関すること。
(4)物産まつりの開催に関すること。
(5)その他委員会の目的達成に必要なこと。

となってるんだけどどれに該当するのかな?

[From 武雄市問題: 先進自治体佐賀県武雄市の灰色な税金の使い方]

確かに掲げられている目的のどれが、JAPANsg という自治体運営型通販サービスの運営に該当するのかがわかりませんね。(そもそも直接販売に携わるということは目的に書いてないし。)


さて、F&B良品ホールディングス(という名の任意団体。以下、FBHD 。)と各自治体の間の契約は、通常下図の通りで、FBHD と自治体が直接契約するパターンと、自治体が出資または運営費の一部を負担する第三セクターのような組織が契約するパターンに分かれているようです。

F&B良品ホールディングスと各自治体の契約形態

大多数は前者のパターンになっているようですが、新潟県と燕市、三条市などが出資している一般財団法人燕三条地場産業振興センターが契約窓口となっている燕三条 sg のような後者のパターンも、少ないながら存在するようです。

と考えると、武雄市が FBHD に支払う流れは、物産まつり実行委員会の決算書に記載されているのが正しいとすれば、第三セクターが窓口になっているパターンに準ずると想定出来るんですが、物産まつり実行委員会と FBHD の間でどのような書類がやりとりされているのかは、闇の中…。
闇の中だからこそ、

のような疑惑が沸いてくるわけですが、ちゃんと説明ができるような資料とがあるといいんですけどねぇ。
#あえて「闇の中」にしておきたいから、迂回先を使っているという可能性も考えられるわけですが。

そうそう「急がば回れ」に関しては、次の tweet にも当てはまったりしますね。

個人名義の商標登録にかかった費用を公費で負担ですか…。急いでいたとはいえ、許される状況でないでしょうね、普通の感覚なら。
急いでいたとはいえ、市の名前で登録することは出来たのだとは思いますけど。

「スピードは最大の価値」と、樋渡市長は常々おっしゃっていますが、スピード感を持って実行してもそれが法を破るようなことをしているのであれば、価値を大きく毀損することになると思うのですが、そうは考えないのでしょうね、多分…。

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