地方創生の第一人者は、権益創生の第一人者?

先週、「図書館運営の実績が無い会社を、随意契約で指定管理者に選んだ人」が、新しく設立されたその会社の系列会社の社長のポストに就く、という話がありました。

本日、スマートフォンを利用して、高齢者サポート・健康増進など、ふるさと(地域)活性を実現することを目的に、「ふるさとスマホ株式会社(略称ふるすま)」(代表取締役社長:樋渡啓祐)を設立しましたのでお知らせいたします。

[From ニュースリリース|CCC カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社]

CCC にしてみれば、自治体へ食い込む足掛かりを作ってくれた人物ですから、それなりに厚遇すべきと考えているのかもしれませんけど、あまりにもあからさますぎるので、「天下りだよね」とか「裏取引あったんじゃないの?」と感じるのが普通の感覚だろうと思うわけですが…。(樋渡氏が、武雄市長を辞して佐賀県知事選に出馬して落選から、まだ半年ちょっとしか経過してないんですよね。)
で、週が明けたら、さらにひどい話が待っていたという…。


なんと、赤字であることを理由に払い下げた市民病院、それを手に入れた医療法人の理事に、ちゃっかりと収まっていることが判明したという…。

どちらも、利害関係者にべったりで、あまりにも無節操ですし、裏があるのではと勘ぐられようと「そんなの関係ない」とばかりの立ち振る舞いにしか見えないわけでして、とにかく酷いという感想しか出てこない…。

さらに問題なのは…

こういう人物を「尊敬します」とか言って嬉々として講演会を聞きに行く地方議員や自治体関係者が少なからずいらっしゃいますし、「地方創生アドバイザー」としている自治体があったりするわけですが、ここまであからさまに疑われるようなことをしているとしても尊敬に値する、アドバイスをもらうにふさわしい人物として扱ってよいものなのでしょうか?

特に、首長や議員の方々には、「『自分も同じようにやってみたい、辞めた後の再就職先の確保も含めて。』って、考えていたりしないですよね?」とお聞きしてみたいですし、

といったあたりも、どう思っているのか、興味がありますね。

#まぁ、樋渡氏のことをどう思っているのかは、その人に対する非常に優秀なリトマス試験紙であることは、確かかもしれません。

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