プログラミング教育での指導者育成は重要でしょ!

プログラミング教育に関しては、今年の4月から、小学校段階における論理的思考力や創造性、問題解決能力等の育成とプログラミング教育に関する有識者会議(な、長い…)という有識者会議が始まっていて、その中で色々と議論・検討されている模様。

小学校段階における論理的思考力や創造性、問題解決能力等の育成とプログラミング教育に関する有識者会議

その委員を勤めている方の一人が、6月3日に行われた会議の中でどのような話をしたのか、会議で利用したプレゼン資料とともにブログで報告してくれていたので、読んでみたわけですが、

昨日 6月3日 私も委員を務めている「小学校段階における論理的思考力や創造性、問題解決能力等の育成とプログラミング教育に関する有識者会議」の第三回が開かれ、概ねの意見がまとまり終了しました。

[From 小学校段階における論理的思考力や創造性、問題解決能力等の育成とプログラミング教育に関する有識者会議 を振り返って - プログラミング教育Blog]

この手の会議、議事録や会議内で使われた資料が後から公開されるにしろ、その公開までに一ヶ月以上かかったりすることもザラなので、タイムリーに会議の状況や雰囲気などが判るのは、とても有難い。
#傍聴も出来るようだし、行ってみたいとは思うのだけど、なかなかタイミングが合わないのです。


そのブログ記事を読んていて「えっ?」って思ったのが、以下の一文。

当初の取りまとめ案 には「指導者の育成」という項目がなかったのですが、最終版には記載される見込みです。

[From 小学校段階における論理的思考力や創造性、問題解決能力等の育成とプログラミング教育に関する有識者会議 を振り返って - プログラミング教育Blog]

児童生徒を教える指導者の育成が全く考えられていなかったというのはなかったにしても、あまり重要視されていなかったと思われる辺り、なかなかゾッとする話ではあります。
個人的にも

一番の問題は、教える側をどうするのか、ということだと思うのですよ。全国の小中学校で一定レベルのプログラミング教育を行える人材の確保が、一番の障壁になるんじゃないか、というのが個人的には一番の不安点ではあります。

[From 2020 年から、小中学校でプログラミングが必修授業に?? - Soukaku's HENA-CHOKO Blog]

とは、書いていましたけど、まさか「指導者の育成」が軽視された状況のまま事が進んでいったかもしれないとは、予想外だったわけでして。
「今日からプログラミング教育が始まりま〜す」となった途端に、突然授業が行えるようなプログラミング教育のスキルが教師に身に付くわけではないのですから、ちゃんと計画的に考えてほしいと言うのが、保護者視点での希望ではあります。
#もしかして、プログラミング的思考を身に付けることが一番必要なのは、文科官僚、というオチではあるまいな?

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