住民票取り違えのエピソードを美談っぽく語るのは、間違ってませんか? #たけお問題

前にも、少しだけ取り上げたんですが、ちょっと過去の話とはいえど、どうにも書いておきたくなったことなので、改めてエントリーにしてみた。

今日、とても嬉しいことがありました。山内支所の受付で住民票を取ったのですが仕事場に戻ってよくよく住民票を見てたら何かおかしいと思い、電話連絡で受付の方にお尋ねしたところ間違いが発覚しました。

[From このメッセージは嬉しい。 : 武雄市長物語]

さて、この件。「住民票を取り違えて、他人に渡した」という時点で、個人情報流出事故だと思うんですけど、違いますかね?
#前の時は「かもしれない」と書いたけどさ。

フツーに考えれば

  • 本来、住民票を受け取るはずだった方への謝罪 (←コレが、最優先事項だと思うぞ)
  • 間違った住民票を渡してしまった方への謝罪
  • 流出発生の経緯の調査と、その調査結果の当事者への報告
  • 住民票発行業務のフロー見直しと再発防止策の策定
  • 市職員に対する個人情報保護に関する意識向上のための教育の実施と見直し後の業務フローの徹底

といったことが、行われてしかるべき事案だと思うんですが、エントリーのあの書きっぷりだと「個人情報を流出させられてしまった」本来住民票を受け取るはずだった方へのケアは行われたようには読めません。ですから、実は「間違って違う人に住民票を渡されてしまった、という事実を知らずにいる」んじゃないかという可能性も、考えておかないといけないのかもしれません。
#一大事なはずなのに「職員の頑張りが実感できます」の一言で片付けちゃうあたりが、HWTSクオリティ?

表沙汰になっていないけど、他の自治体でも似たようなことが起きている可能性もあるんですが、このような杜撰な対応するところは他にはない、と思いたいところです…。


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