議会図書室を活用しやすくするための一案

以前、取り上げた文京区議会の議会図書室。
平日のみという縛りはあるものの区民が利用することは可能、とはいえ

貸し出しなどはできないのですが、23階の議会事務局で所定の用紙に書けば、通常8時半~5時ごろまでは、いつでも利用できます。
皆さんの税金を使って揃えた本等です
みなさんの活用をお待ちしています!

[From 議会図書室 - 文京区議会議員 海津敦子のブログ - Yahoo!ブログ]

「どんなものが蔵書されているのか」というのがわからないとなると、行ってみたけど必要な資料がなかったとなってしまうので、利用することを躊躇してしまう場合もあるでしょう。(そもそも、議会図書室というものが存在している事自体が、あまり知られていないというのもありますが。)

議会図書室の一般利用の増加を図りたいというのであれば、「どのような蔵書があるのか」を気軽に調べる事が出来る手段を用意する事が必要ではないでしょうか。
Excel ファイル形式(今の流れだと PDF ?)で蔵書リストを公開されても、その中から必要が資料があるのかを調べるのは大変ですし、議会図書室だけで図書管理システム導入というのも予算出来な問題が出てくるでしょうから、区立図書館との連携して議会図書室を分館(分室)として図書館システムに組み込んで蔵書検索が出来るようにすることは、実際の話しとしても現実的な話じゃないかと思うのです。
議会図書室の蔵書の貸出は出来ないということであれば、システム上は「禁帯出」としておけばよいでしょうし。


初期にかかる蔵書データの登録の手間と追加購入されてゆく資料の受け入れ体制の部分がクリアに出来れば、区議会側にすれば蔵書に関する問い合わせへの対応や蔵書管理自体の手間を減らすことが出来ますし、図書館側としても地方行政に関連する蔵書が増える(見かけ上ですが)というメリットがありますね。
利用者にとっても、時間に関係なく蔵書の有無を検索出来る(しかも、図書館側の蔵書と合わせて)のは、非常に便利になると思います。

議会図書室での購入資料類については購入予算や購入予定リストが公開されてはいますが、そのリストを軽くチェックした限りでは、図書館では購入・収蔵してないものも何点かあるようです。

蔵書の購入費は区民税で賄われているわけですし、ちょっと調べた感じでは議会図書室にはあるけど図書館にはない、という蔵書もあるようなので、蔵書リストの公開はあっても良いんではないかなぁ。

[From 文京区議会図書室をちょっとだけ覗いてきました - Soukaku's HENA-CHOKO Blog]

前にも書いたとおり、まずは議会図書室の蔵書リストの公開&オンライン検索への対応をするのが、有効活用のための取っ掛かりとしては良いのではないかと思う次第。
#文京区における議会図書室の現状に関しては、上記に引用したエントリーも参照してみてください。

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