やっぱり、「インストールしてあると便利」ということで、webminをインストールしておこう。
webminは、LinuxのみならずFreeBSDなどのUNIX系OSで動作するWebベースのシステム管理ツールです。
etchからDebianパッケージとしてのwebminは準備されていませんが、webminの公式サイトにいけばdeb形式でのパッケージを入手することが出来ます。
細かい設定は、直接設定ファイルを編集しなくちゃいけないことも多いですが、基本的な設定はWebminで出来るので、インストールしておいたほうが、便利でしょう。
webminのインストール
インストール自体は、パッケージを手動でダウンロードしてインストールする方法と、aptitudeなどのパッケージマネージャを使ってインストールする方法の二通りがありますが、ここではaptitudeを使う方法をとります。
#そのほうが、パッケージ自体の管理もしやすいですしね。
ところで、Debianアーカイブに含まれていないパッケージを、aptitudeでインストールするのには、どうすればいいのかというと、aptitudeが参照している/etc/apt/sources.list
に、次の1行を追記します。
deb http://download.webmin.com/download/repository sarge contrib
このあたりの説明は、Webminのサイトにも書いてあります。
もちろん、/etc/apt/sources.list
の変更は、サーバにtelnetでログインした後、root権限に移行してからじゃないと、ダメですよ。
変更した後の/etc/apt/sources.list
は、次の通りになっているはずです。
debian:~# more /etc/apt/sources.list
# deb http://ftp.jp.debian.org/debian/ etch main
#deb http://ftp.jp.debian.org/debian/ etch main
#deb-src http://ftp.jp.debian.org/debian/ etch main
deb http://security.debian.org/ etch/updates main
deb-src http://security.debian.org/ etch/updates main
# add CDN
deb http://cdn.debian.or.jp/debian etch main contrib non-free
deb-src http://cdn.debian.or.jp/debian etch main contrib non-free
# add Wedmin
deb http://download.webmin.com/download/repository sarge contrib
追加したら保存して、aptitude update && aptitude install webmin
と実行してみましょう。依存関係の解決が行われて、いくつかのパッケージも自動的にインストールされます。
途中、Debianアーカイブ以外からパッケージをダウンロードしてインストールする/しないを聞かれるので"yes"で進んでください。
WARNING: untrusted versions of the following packages will be installed!
Untrusted packages could compromise your system's security.
You should only proceed with the installation if you are certain that
this is what you want to do.
webmin
Do you want to ignore this warning and proceed anyway?
To continue, enter "Yes"; to abort, enter "No": yes
動作確認
インストールが終わったら、動作確認です。
Webブラウザで"https://172.16.0.201:10000/
"と入力して、認証画面が表示されたら、Usernameに"root"、Passwordにrootのパスワードを入力、"Login"ボタンを押してください。
左側にカテゴライズされた設定項目とログイン時点でのシステムのステータスが表示されれば、無事にインストールが完了しています。
Webmin自体の細かい設定については、別エントリーにて。
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