Debian GNU/Linux(lenny)をインストールしてみる:インストール編(2)

インストーラが起動したところで、実際にインストールを進めていきます。

Debian Installerの起動画面

インストールはインストーラの指示通りに進めていけば、それほど難しこともないので、サクサク進めていきましょう。
カーソルキーで"Graphical install"を選択して、"Enter"キーを押します。


まず、言語の選択から

言語の選択

インストーラがGUIモードで起動すると、左のような画面が表示されます。
この画面では、インストールで使う言語を選択するのと一緒に、インストールしたlennyのデフォルトとして設定する言語を決定することになります。

ここでは、メニューの中から「Japanese - 日本語」を探して、その行をマウスでクリックして選択、ウィンドウ右下の"Continue"ボタンをクリックして先に進みましょう。

マウスの統合

もし、仮想マシンのウィンドウ上にマウルカーソルが表示されない、と言う場合は仮想マシンのウィンドウの右下に並んでいるアイコン群の中の"マウスの統合"を確認して、これを無効化しておきましょう。すると、仮想マシンのウィンドウにマウスカーソルが表示されて操作ができるようになります。
#実はここで、「あれっ?」ってなったのです・・・。

キーボードの選択

次に、キーボードのの選択をします。
「日本(106 キー)」が選択されている状態だと思いますが、これはホストマシンで使っているキーボードに合わせて選択しましょう。うちでは英語キーボードを使っているので、「英語」を選択しています。

キーボードの選択をして"続ける"ボタンで次に進むと、自動的にCD-ROMの検出、CDからのインストーラコンポーネントのロード、ネットワークハードウェアの検出と進んでゆきます。

ネットワークを設定

ネットワークの設定(ホスト名)

ネットワークハードウェアが検出されると、自動的にDHCPによるIPアドレスの取得が行われ、正常にIPアドレスが割り当てられると、ネットワークの設定画面になり、ここでホスト名の設定を行います。
ここでは、デフォルトのままにしておきます。

ところで、なぜIPアドレスが割り当てられるのか、ちょっと不思議に思われる方もいるかも知れません。VirtualBoxで仮想マシンを作った時も、特にNICに関する設定を行っていませんし・・・。
実は、VirtualBoxでは仮想マシンのネットワーク設定ではデフォルトでNATアダプタが割り当てられいて、ホストマシンのNICに割り当てられたIPアドレスをNATアダプタを選択している仮想マシンで共有する形になるようです。そのうえでVirtualBoxがNATアダプタ向けのDHCPサーバとして動作しているのです。

VirtualBox側のNICに関する設定も、仮想マシンに割り当てるIPアドレスも後から変更できますので、今はこのままでインストールを進めていくことにして、"続ける"ボタンをクリックします。

ネットワークの設定(ドメイン名)

次にドメイン名を設定します。
もし、自分で取得したドメイン名があるのであれば、そのドメイン名を入力すればいいのですが、ドメインを持っていないという場合もあると思いますので、その場合は"localdomain"と入力するか、

  • test
  • example
  • example.com

などテスト用、例示用に用意されている予約TLDドメイン名を利用しましょう。適当な文字列にしておけば大丈夫でしょ、と思っていても意外と実際に存在するドメイン名だったりする場合がありますから、注意が必要です。

参考:例示/実験用として利用できるドメイン名 - @IT

ドメイン名を入力して"続ける"ボタンをクリックすると、NTPの設定が行われ、それに続いてディスクのパーティショニングへと進んでいきます。

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