「ぼくのつくったさいきょうのとしょかん」にケチつけんな!ってこと? #たけお問題

そもそも、この問題、12/8に西東京市で行われた勉強会で出てきた話なわけですが、それを聞いた瞬間「あぁ、やっぱり」という感じだったんだよねぇ。

寄り道禁止とか、子供たちだけで勝手に飲食店には入らない、という校則自体は、自分が二児の父であることとは関係なく納得できる内容だし、子供たちを事件事故、犯罪から守るという観点からもある程度行動を制限するようなものがあってもおかしくはない。(自分が中学生の時も、寄り道禁止とか、子供だけで遠出してはいけないとかあったもんなぁ。)

しかも、その学校は市立ではなく県立。実際には市長が干渉すべき話ではない(と本人も一応言ってるけど)はずなんだけど、市議会で取り上げちゃったもんだから、新聞にも取り上げられて全国的に報道されてしまう騒ぎになってしまい、一種の炎上マーケティングの様相に。(教育機関自体に、直接干渉するのも首長としてどうよ、という話もあったりするんですが…。)


結局は、学校側が条件付きとはいえ生徒への指導内容を変更するという形で決着が付いたようになってますが、市立の小中学生の方は寄り道禁止なのはそのままなので、件の学校だけが変な状態になって、よりおかしな状況に陥ってしまっているような…。

#にしても、学校側は、上手く引いたと思う。変に長期化させてしまうと、結果的に炎上マーケティングに加担しちゃうことになっちゃいますから。

今年4月の再オープン時から、基本的にはスタバで購入した商品以外の飲食が禁じられていることは、前々からいろんな人達が指摘してきている通り。
市長のBlogに付いているコメントにもあるように、市長が公共施設であるということを強調するのであれば、館内での飲食については規制を緩和すべきだと思うんだよね。(現状はどう見ても、スタバと CCC に対する利益供与が最優先にしか見えない。)

「武雄市図書館は商業施設ではない」、そう市長は議会でもFacebookでもおっしゃいました。
そうならば、
・館内の全座席を学生が利用可能とする
・持込み食べ物を館内食事可能座席で食べても良いことにする
この二点が大変重要な意味を持ちます。

[From 武雄青陵中の方針転換について : 武雄市長物語]

ただ、現時点ではそういう点を改善するという動きは全くなく、ただただ一方的に学校側が折れた形になっている。
本来なら図書館側もしかるべく対策を速やかに講じるべきだと思うんだけど、「『ぼくのつくったさいきょうのとしょかん』にけちつけるやつはゆるさないぞ〜」的な感じがするので、結局はなんの改善も行われずに終わってしまうんだろうことは、十分予想できるんですがね。

Googleのお店フォトでも確認できると思うけど、なにせ正面入口入った一等地の右手に TSUTAYA の販売コーナーとスタバ、左手に「蘭学館」スペースをぶっ潰してCD/DVDのレンタルコーナーという、商業主義丸出しな状態。その商業コーナーの先に図書館部分があるわけですから。学校側が中学生が頻繁に出入りするにはふさわしくないんじゃないか、と判断してもおかしくはないと思うんですけど…。(客層の雰囲気云々、というものもありますしね。)

とにかく、子供たちが安心して使える(使わせてもいいと思える)ようになってもらいたいもんですが、はてさて。

参考までに

武雄市図書館の最新の状況などについては、先週末に集中していた勉強会などのまとめがあるので、そちらも参考にどうぞ。

あと、図書館総合展のときの話も、再掲しておきますかね。

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