郡山 sg オープンから、一週間 #JAPANsg

こんなこと今更書くと、後出しジャンケンだと思われるのでしょうが、任意の情報開示で得られた文書とかを見ていて「安全性に対する取り組み」をアピールする、という部分がすっぽり抜け落ちていたので、気にはなっていたのですが…。
やはり、というか、そのための手を打っていないために、郡山市のFBページに出たオープン予告のコメントが、やや荒れ気味になってしまいました。
#日付を見ればわかりますが、荒れ気味になったのはオープン後ですね。

実際、各商品ページを見ても、安全性への取り組みに関しての記述はありませんし、どこか既存の情報へのリンクが有るわけでもないのは、ちょっとどうなんだろう。
郡山市のサイトの中をチェックしたところ、そういった情報を掲載しているページはあるのですが、階層的に深い位置にあるので見つけにくいとか、このところ情報が更新されていなかったりという状況。郡山 sg をやるのと同じタイミング、もしくは郡山 sg を後回しにしてでも、これらの情報を見やすく提供する仕組みを用意するほうが、先決だったのではなかったのか、と思うわけです。

郡山市で生産された農産物等について、放射性物質の測定を行っております。

[From 農産物等の放射性物質の測定結果について/郡山市]

東京電力福島第一原子力発電所事故に伴い、出荷や摂取が制限されている郡山産の食品については、下の表のとおりです。該当する項目について、摂取や出荷を控えるようお願いします。

[From 原子力発電所事故に伴う食品の摂取及び出荷制限について/郡山市]

郡山市食肉衛生検査所では、平成23年9月より郡山市のと畜場で処理された食肉(豚、馬等)について放射性物質スクリーニング検査を行っております。検査結果は以下のPDFファイルをご覧ください。

[From 食肉(豚、馬等)の放射性物質スクリーニング検査結果について/郡山市]

新しく作らなくても、今ある情報をタイムリーにアップデートする仕組みに変えるとか、アクセスし易いようにするだけでもいいかもしれませんし、新しく作るなら外部のWebページからの再利用が簡単に行えるような形にする、ということをすれば、農産物に対する風評を抑えるために役立つのではないでしょうか?
最低でも「郡山市の農産物への安全性の取り組み」と言ったページを郡山 sg 内に作っておくべきではなかったのか、とも…。
#少なくとも、JAPAN sg の運営サイドである「全国 safisfaction guaranteed 運営協議会」側からは、そういったアドバイスはなかったのでしょうね。


他にも気になること

ふるや農園 里の放牧豚

不定期ですけど、 JAPANsg に出品している事業者の一覧を作って更新していたりするのですが、それを作る過程で気がついたのは、郡山 sg オープン以前からネット通販をやっていたふるや農園の通販サイトで、郡山 sg に出品した商品が買えなくなっているんじゃないか、ということ。

以前、別エントリーで取り上げた時点では、ちゃんと買えるようになっていたと記憶しているのだけど、2日ほと前にサイトに有るギフトセットのバナーからアクセスしてみたら、「お探しの商品は見つかりませんでした」というメッセージが出るように…。
品切れなのかも〜、というのは郡山 sg では扱えていることから考えにくいことですし、すでに持っていた販路をわざわざ閉じる必要性も感じられないので、何らかの意図が働いているのかな、と。
「郡山 sg での販売を優先して欲しい」というような要請があったりしたんじゃないのか、と穿った見方も出来ちゃうわけですが、出品者の意向というものもありますから、実際のところどうなのかはわかりません。

それと、これは運営サイドの対応の問題だろうけど、未だに Yahoo! ショッピング内にある JAPANsg 特選ストアでは、郡山 sg の商品の扱いが始まっていません。(ほぼ同時期にオープンした 京丹後 sg も同じ状況。)
特選ストア自体、今年の1月頭にオープン。 郡山 sg 、京丹後 sg オープンまで 2か月ちょっとの猶予があったわけですから、それぞれのオープンと同時に特選ストアでも商品を扱うように準備する時間は、十分あったように思えるのですが…。というか、宇陀 sg が2月3日オープンで、それとほぼ同時に特選ストア内でも商品の扱いが始まっていたようなので、オープンと当時に特選ストアでも扱いを開始するのは、不可能ではないはずなのです。

しかも、「参加自治体数20自治体突破記念」のキャンペーンを始めているにもかかわらず、その 20 番目と 21 番目の自治体は、蚊帳の外というのはなぁ〜。

あ〜、あとタイミングよく先月末に大阪出張があったので、東急ハンズ梅田にあった JAPAN sg コーナー見てきましたけど、ここでも 郡山 sg 、京丹後 sg ともに開設されたことすら、告知されてないという状況でしたっけ。展示コーナーを置くという企画が上がった時点で、オープンの予定などは判っていたはずで、それを展示に反映するような企画にしなかったのが不思議ではありますけどね。(思いつかなかった、なんてことはないよな?)
#そうそう、サイトのURLを書いたPOPすら、なかったような気がするんだよな…。

個人的な、郡山 sg 改善案

まぁ、文句みたいなことばかり書いてても、アレなのですこし前向きなことも書いておきましょうかね。
多分、ちょっと考えたら誰でも思いつきそうなことばかりだと思いますけど。

  • 郡山市のゆるキャラである、がくとくんを全面に押し出す。ゆるキャラグランプリで上位に入っているのだったら、使わない手はないでしょ?
    • 名誉店長とか名誉バイヤーという役職に、がくとくんを据える。
    • 商品の紹介ページには、必ずがくとくんのコメント。可能なら、がくとくんが一緒に材料の収穫しているシーンとか、生産者と話しているように写っている写真を入れる。
  • 安全性についての市としての取り組みを解説するページを用意する。
  • 出品者がサイトを持っている場合は、必ずそちらへのリンクを張る。持っていない出品者に対してはサイト作成やページ作成の支援も行う。

まぁ、一番の改善策は、「 JAPAN sg という仕組みから外れて、市内または県内で通販サイトの構築・運営が可能な事業者と組む」ということだったりするんじゃないかと思いますがね。そのほうが、商品追加や、イベントに合わせての特集ページの作成といったことが柔軟に行えるでしょうしね。
#今の運営サイドでは、サイトの不具合の修正とかをちゃんとやっているようには見えませんし、再三指摘されていても直らない(直せない?)ものがチラホラありますしねぇ…。

トラックバック(1)

宮崎県日南市が仮オープンしたと思ったら、今度は福岡県鞍手町も「引くか?進むか?」... 続きを読む

コメントする