ツタバ化される前に出来そうなこと #公設ツタヤ問題

昼間、ぼけーっと、 Twitter の TL 眺めたたら、知り合いが多賀城市立図書館を見に行っているというを見かけたので、記録代わりにということで、 Togetter でまとめていたんですが、そのまとめている中にも入れてありますが、

というのが目に止まった。
そういえば、図書館をツタバ化した第一号である武雄市でも、視聴覚資料を中心としてかなりの点数の除籍が行われたことが問題となりましたね。(自分もこの件に関連したエントリーを書いてます。→ その 1 その 2

リストによると、除籍された書籍や雑誌は約5500点、ビデオやCD、DVDの視聴覚資料は約3250点となっている。このうち、特にネットで問題視されているのが、DVD464点の除籍だ。映画「ハリー・ポッター」シリーズなど人気タイトルも含まれており、併設されているTSUTAYAで有償レンタルされている作品もある。郷土資料ともいうべき地元誌も除籍されていることから、図書館のアーカイブ機能が損なわれているのではという指摘もあった。神戸女学院大学名誉教授の内田樹さんやジャーナリスト、弁護士などからも、疑問を呈するツイートが多く見られた。

[From 武雄市図書館が開館前にDVDを大量除籍 「館内併設のTSUTAYAに配慮?」との疑問の声に武雄市は否定]

武雄市は否定していますが、何らかの配慮があったと取られてもおかしくない状況なわけで、それが多賀城市でも発生しうる可能性は否定出来ないと思うわけです。


図書館が貸出用に購入する DVD は、貸出することを前提とした権利処理が行われたものを購入する必要が有るために、市販価格の数倍の値段で購入しているものです。

DVDについて。図書館で貸出に利用されているDVDは、一般に販売されているDVDとは異なり、図書館で貸し出すための権利が付与されています。この 貸与権が含まれているため、図書館のDVDは一般に販売されているものよりも高額 になります。

[From サーバ管理者日誌 シリーズ武雄市TSUTAYA図書館(26) - 武雄市図書館・歴史資料館の改修にあたって廃棄された蔵書・視聴覚資料の一覧]

購入費用は、市民からの税金で賄われたのですから、市民共通の財産とも言えるわけです。
図書館の指定管理者の目的外使用業務に配慮するような形で既存の所蔵資料の除籍・破棄処分してしまって良いのか、それが多賀城市でも行われたのかを事後チェックするためにも、現時点での全聴覚資料の一覧は情報開示請求で確保しておいたほうが良いのではないかと思ったりするのです。武雄市図書館・歴史資料館では、ツタバ化に伴って雑誌類も大幅に減っているそうなので、購入雑誌の所蔵一覧も取得しておいたほうがよさそうです。

多賀城市に限らず、図書館のツタバ化が持ち上がっている自治体では、こういったことをやっておいたほうが良いのではないでしょうか?

まとめのほうも、念のため。
iframeでの表示で見通しも良くないので、詳しく読みたい方は、本家のほうでどうぞ。

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