前回の予告どおり、まずは Lyra mini だけでメッシュネットワークを構成してみます。
「ASUS AiMesh 対応ルーターにメッシュ Wi-Fi ルーター ASUS Lyra シリーズが加わった」ということで、一緒に送られてきた RT-AC68U と Lyra mini を組み合わせてメッシュ化することも出来るのは簡単に確認してあるので、詳しくは別エントリーにて。
Lyra mini をセットアップ
セットアップに関しては、スマホアプリを使って設定する方法と、PC の Web ブラウザでアクセスして設定する方法の二通りがあるんですが、今回はアプリからやってみることに。
ASUS の場合、 Lyra シリーズ専用のアプリと それ以外も設定可能なアプリの 2 種類あるんですが、今回は専用アプリの方でやっていきます。
Lyra mini は直接インターネットではなく、下の図にある Wi-Fi AP (ここが現在 TP-LINK Deco M5 に)と並列に接続される形でセットアップしていきます。
ネットワークへの(物理的な)接続に関しては、同梱されている「かんたんセットアップガイド」を参考にしてネットワークに繋ぎます。
あとは、だいたい以下の順番で進めていきます。
- マスターにしたい Lyra の LAN ポート(AC アダプタの差込口側)に LAN ケーブルを接続し、反対側も既存ネットワークの HUB に接続する。
- Lyra に AC アダプタを接続し、電源を投入する。(2 台とも)
- 電源投入後、本体の LED が色を変えながらゆっくりと点滅を繰り返すので、白色の常時点灯になるまで待つ。
- スマホにダウンロードした Lyra アプリを起動する。
- アプリの右上に表示される "+" をタップ。"新しいLyraネットワークを設定する" と表示されたら、それをタップ。
- Lyra Family画面に切り替わったら "はじめる"をタップ。
- はじめる画面に切り替わるので、"次へ" をタップ。
- 検出した Lyra が一覧表示されるので、マスターにしたい Lyra をタップ。
- 本体裏面にある "Wi-Fi NAME(SSID)" が一緒に表示されているので、それを見てLANケーブルを繋いだほうを選択すること。
- マスターにしたい Lyra への接続に成功すると、成功画面に変わるので、"次へ"をタップ。
- 設置場所の選択画面に変わるので、設置したい場所をタップ。
- "もう少しで完了です"画面に変わったら。"次へ"をタップ。
- ネットワークにつけるネットワークの名前(SSID)とネットワークキーを設定し、確認をタップ。
- 管理者ログインアカウントとパスワードを設定し、確認をタップ。
- Web GUI で設定する際のログインで、ここで設定したアカウント情報を使用。
- プログレスバーと"設定を適用中…"と表示されるので、設定の適用が終わるまで待つ。
- 12.で設定した SSID に 接続するように表示されるので、Lyra に設定した SSID のネットワークへスマホを繋ぎ直す。
- アプリに戻ると "Lyraのセットアップが完了しました!" と画面表示が自動的に変わる。
基本的には、アプリに表示される指示内容に従って進めていけば設定が完了します。途中での入力項目や選択項目も本当に必要項目に絞られているので、ネットワークにあまり詳しくない、といった人でも問題なく設定できるのではないかと思います。
設定が終わると、Lyra mini 本体の LED がスカイブルーっぽい色での発光に変化します。下の画像でいくと、左側が設定の完了した状態の Lyra mini で右側が未設定の Lyra mini 。画像で見ると、一目瞭然ですね。
と、Lyra 単体での利用であればここまでの設定で OK。メッシュネットワーク化も続けて行いたければ、続けて以下の手順を実行。(始める前に、メッシュネットワークに組み入れたい Lyra mini の LED が白色の常時点灯状態になっていることを確認してください。)
- "新しいLyraを追加?" をタップして、2台目の Lyra のセットアップを開始する。
- "追加設定を行う前に" 画面が表示される。設置場所に関する注意事項が 4 回表示されるので、"次へ" をタップして進む。
- 信号品質に関する画面に変わったら、"接続" をタップ。
- Lyraの選択画面に変わったら、"Lyraを探す" をタップ。
- 検出に成功すると、選択画面に検出した Lyra が表示されるので、それをタップ。
- 設置場所の選択画面に変わるので、設置したい場所をタップ。
- "プログレスバーと"設定を適用中…" と表示されるので、設定の適用が終わるまで待つ。
- "設定が完了しました" と表示されたら、設定終了。
これで、メッシュネットワーク化も完了。2 台目以降は、設置場所の設定をする以外、何もしなくて良いので、あとから Lyra mini を追加するのは非常に簡単にできますね。
ここまでの設定で使い始めても良いのですけど、デフォルトで DDNS が有効だったり、去年スマホアプリでやらかしてくれたトレンドマイクロの技術を採用した AiProtection が有効だったりするわけですが、これら含めて設定を行う方法としては、
- Lyra アプリ
- ASUS Router アプリ
- Web GUI
の三通りあって、細く設定ができるのは Web GUI を使った場合。
スマホアプリからでは設定できない ntpの参照先(流石にデフォルトが福岡大学にはなってなかった)や、ログの転送先、RADIUS の設定といったことが、Web GUI では可能になっているので、ゴリゴリと設定して使い倒したいという人は Web GUI から細かく設定していけば良い、という感じですね。
実際に接続して使ってみる
実際に主となる方を書斎代わりの部屋に、従となるほうをキッチンに置いて使ってみているわけですが、 iPhone つないで使っている限りでは、家の中どこにいてもちゃんと繋がってくれるようになったな、というぐらいの感想しかない、というのが正直なところ。
実際、どのぐらいのパフォーマンスが出るのかは、ちゃんと測定してみたいと思います。
どうしても気になるなぁ、というのが、動作状況を示す本体の LED 。
ぼーっと光っているように見せるためのデザインはなされているのだけど、なにしろ本体上面に発光範囲が広く取られているために常時発光させておくと結構な明るさで光るので、置く場所選ぶなと。一応、スマホアプリから、LED の ON/OFF は出来るんですけど、輝度を落とすような事もできるとベターではないかと…。
#LED の ON/OFF をタイマー制御できるんですよね、Deco M5 の場合は。LED の発光部も小さいですし。
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Lyra mini に関するエントリーの第三弾。 実際に主となる方を書斎代わりの部屋に、従となるほうをキッチンに置いて使ってみているわけですが、 iPho... 続きを読む
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