午前中、つらつらと Twitter の TL を眺めていたところ、
三島市は自治体運営型ネット通販サービス「三島ｓｇ」を１０月末で閉鎖することを決めた。売り上げが低迷し、今後も増加が見込めないと判断した。
[From ネット通販「三島ｓｇ」 売り上げ低迷、１０月閉鎖 | 静岡新聞]
などどいう、ニュースが。
「あぁ、やっぱり投下した税金にリターンが見合わないから、やめるという判断は賢明だよなぁ〜。名前変わるみたいだけど、このタイミングってのはちょうどいいんじゃね？」みたいなことを考えていたところに、
というのが流れてきたので、早速チェック…。
また、ＦＢ良品からＪＡＰＡＮｓｇへの移行時と同様、ＪＡＰＡＮｓｇを運営しているＦＢホールディングス企業連合につきましても、今回武雄市が抜けまして、ＪＡＰＡＮｓｇというブランド名の変更など、再編される旨の話も進んでおり、自治体運営型ショッピングサイトとしての魅力と信頼性に欠ける状況になっているというふうに考えております。
[From 平成２６年 ６月 定例会-06月17日－03号]
武雄市が JAPANsg の枠組みから抜ける、という答弁が三島市議会の議事録に残されているではないですか…。
JAPANsg という「自治体運営型通販サービス」は、ある意味「武雄市」という自治体が運営に噛んでいるという点のみを信用材料として、他の自治体へと広げていったわけですから、その「武雄市」という名前を信用して参加した自治体にしてみれば、「武雄市が抜ける」ともなれば梯子を外されたも同然…。
そもそも、
- 売れない
- 知名度向上につながらない
- 勝手にブランド名変えられる（ FB 良品 → JAPANsg のときは、開設 1 か月未満で変更だったはず。）
- 運営経費が高いわりに、サービスのクオリティが低い
ってんだから、（ 1 年分の運営経費が無駄になったとはいえ）止めるという判断をしたという点では、三島市の自治体運営自体は健全だと言えるのかもしれません。
これが、本当の「終わりの始まり」？
勿論「脱退しました」だけで終わらせられるわけもなく、「三島市」の名前を信頼して商品を購入した人達の個人情報、これを運営会社として名を連ねている cotode が持っていたり、通販機能のそのほとんどであった MakeShop のシステム上に残されたりするようなことがないよう、三島市は厳しくチェックする必要があるのではないかと思っています。
それと、そこの住民でもない自分が言うのはおかしい話なのだとは思うのだけど、三島市の市民の方は住民監査請求も視野に入れて、この不透明な税金の使われ方を追求してもいいんじゃないか、とか思っていたりします。ただ単に税金を垂れ流しただけれなく、その税金がろくなチェックもされないままに「樋渡啓祐市長と親しい企業」との随意契約を交わしたうえでの垂れ流し、なのですから…。
#勿論、三島市に限った話ではなく、他の参加自治体にも通じる話です。
とにかく、JAPANsg というブランド名が運営サイドの一企業の都合で使えなくなり名称変更を目前に控える今が、現在参加中の自治体にとっても絶好の再考のタイミングではないでしょうか？
いつまでも、樋渡啓祐市長とその取り巻き企業と付き合って、果てしなく税金を浪費しつづけるチキンレースに参加し続ける必要、ありますか？
あぁ、あと効果が出ないと言って脱退する自治体が出てきたことで、今後参加しようとしている自治体も、再考を迫られることは間違いないですね。（まさに参加しようとしている自治体があるようですが、三島市脱退＆名称変更をどう考えているのでしょうね。）
おまけ
Y!ニュース経由で伊豆新聞で取り上げられてた記事も出てきたので、念のため。
三島市は、昨年加盟した全国の自治体の特産品販売サイト「Japan sg（サティスファクションギャランティード）」を今月末で脱退すると発表した。当初の想定より売り上げが伸びなかったためで、市の特産品などを扱うサイト「三島sg」を今月30日に閉鎖する。今後はふるさと納税の記念品の充実などに力を入れ、特産品のPRを目指す方針という。
[From 三島市の特産品販売サイト 低調、月末で閉鎖－ふるさと納税充実化へ （伊豆新聞） - Yahoo!ニュース]
「今月30日で閉鎖」と、はっきりと書かれております。
樋渡啓祐市長は、
と、加入も脱退も自治体の意志に任せているような発言をしています。
＃ちなみに三島市議会で答弁があったのは、この Tweet より前の 6 月 17 日。
なので、みっともない引き止め工作はない、と思いきや
というような話があったのだとか。
まったく、◯◯の穴、ちいせぇなぁ…。w
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