新しい多賀城市立図書館と高層書架(に色々と追加) #公設ツタヤ問題

前のエントリーに盛り込めなかった話も色々あるんで、それはそれで準備しているところなんですが、チョット補足的に幾つか。

ですから、当然同じように高層書架を配する多賀城市でも、蔵書取り出しや排架による高所作業の問題点は、当然のように当てはまるわけです。更に、多賀城市の場合は 3 階にまで高層書架がある分、危険度は武雄市とは比べものにならないほど高くなっているのではないでしょうか?

[From 新しい多賀城市立図書館と高層書架 #公設ツタヤ問題 - Soukaku's HENA-CHOKO Blog]

香勝書架の話とも絡むので、本当は前のエントリーの最後の方に入れておきたかったのが、これ。(見ていたのに、入れようと思った時には見失っていたという…。)

他にも現場レベルでは、利用者の安全確保策で苦心しているところが多いんでしょうね。

また、いろいろと調べている流れで、仙台市の図書館要覧にも、地震直後の被害状況写真が載っているのも見つけました。


で、コレを見ていて、ちょっと気になったことが…。


多賀城市の新しい図書館、パース図で見る限り、かなりガラスが多用されています。


吹抜け部の天井もガラスが使われるのだと思うのですが、ガラス自体の安全性や落下防止のための設計上の工夫など、何らかの対策は講じているんでしょうかね?

ガラスを外装に多用しているせんだいメディアテークでも、全てでないにしろガラスの破損は発生したそうですから、地震の規模によってはガラスの破損が発生しないとも限りませんし、下手をすれば頭上からガラス片が降ってくるようなことにもなりかねません。

CCC は地震によって起きた事象を把握した上で、新しい多賀城市立図書館の建屋の設計・デザインをしているのでしょうか?先のエントリで指摘した吹き抜けに面した高層書架のことや、ガラスを多用した外観などを見ていると、どうにも見た目が優先で安全性や機能面を軽視しているような気がしてならない、と個人的には思うのです…。

せんだいメディアテークの被害状況については、以下にあるリンクからも、どうぞ。

2011年3月11日14時46分、地震発生。来館者、職員約300人が緊急避難、けが人等なし。
落ち着いたところで、手分けして被害状況および危険箇所を確認。立ち入り禁止区域を表示しパーティションを設置。

[From せんだいメディアテーク被害状況 - しゃしんときじ - 東日本大震災の記録・市民協働アーカイブ|3がつ11にちをわすれないためにセンター]

♯こういう、震災の記録を残していくのも、図書館の一つの役割にだったりするのかなと、せんだいメディアテークのサイトを見ながら思うなど…。

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